決戦の時(下) の商品レビュー
今川義元を倒し、美濃…
今川義元を倒し、美濃の斎藤も攻略した信長は天下を意識し始める。その後、浅井の裏切り、朝倉との連合軍を破った信長に武田軍との決戦のときが近づく・・・。歴史小説、下巻。
文庫OFF
信長を描く。 後半、朝倉義景と浅井長政の合戦が書かれている。 ご先祖は、どうも藤吉郎の戦いで調略されたよう。 友人のご先祖も出てくるので、興味深かった。
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小学生の時に学研マンガで読んだ時以来の織田信長。当時はかっこいいと思ったけど、今読むと歳のせいか、ホントむごいなぁという印象。でも混沌を抜け出すにはこれくらい必要なのでしょう。 驚いたのは、自分が学研マンガの細部を覚えている事、さらに、そのマンガの内容が史実に基づいていた事。だ...
小学生の時に学研マンガで読んだ時以来の織田信長。当時はかっこいいと思ったけど、今読むと歳のせいか、ホントむごいなぁという印象。でも混沌を抜け出すにはこれくらい必要なのでしょう。 驚いたのは、自分が学研マンガの細部を覚えている事、さらに、そのマンガの内容が史実に基づいていた事。だから、学研マンガを子供に読んでほしくなりました。 遠藤周作は2作目ですが、描写もテンポもよくて、どんどん読み進んでしまいますね。戦もよいですが、お市にもフォーカスしていて、エンターテイメント性が高いのではないでしょうか。楽しい読書でした。
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- ネタバレ
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下巻は信長の話というよりも、信長に翻弄される秀吉、お市、浅井長政の話が中心。 カタルシスの殆どない、人間の弱さや心の暗さを描いた歴史小説。欲を言えば、信長の心の変化についても、もっと頁を割いてほしかった。
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下巻。んー、後半少しダレて来る感あり。しかし、万福丸を殺されたお市の心中を思うと泣ける。 男の作家って、女の描き方下手だなーと思う人多いけど(そんなやついねーよエロゲのヒロインかみたいな)、遠藤周作の、女の心の内を表現する力量はまさに天晴れ!本当に上手い。 戦国の世は辛い。なぜ...
下巻。んー、後半少しダレて来る感あり。しかし、万福丸を殺されたお市の心中を思うと泣ける。 男の作家って、女の描き方下手だなーと思う人多いけど(そんなやついねーよエロゲのヒロインかみたいな)、遠藤周作の、女の心の内を表現する力量はまさに天晴れ!本当に上手い。 戦国の世は辛い。なぜこんなに残酷になれるのか。だけど現代でも国によってはまだ戦国なみに残酷だものねー。争いはいつなくなるのかしら。私も朝倉義景みたいに、天下なんて目指さずに、一定の領土をおさめつつ芸術などに勤しむ、そんな生活がいいと思いました。普通にそれが最も幸せだよね。
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男の世界は容赦も仮借もない。相手の命を奪わねば己れが殺される――ひたすら敵をあざむく策で、駿河、美濃を攻略した信長は、天運をも味方に天下布武の野望を抱く。朝倉・浅井の連合軍を破り、ついに武田軍団との決戦が迫る。秀吉、小六・将右衛門らの川筋衆の働きを新資料によって縦横に描く傑作。
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