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変分法と有限要素法 の商品レビュー

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2022/12/17

筑波大学の大学院科目「計算力学特論」の教科書。 驚きの薄さ。 大学院の「変分法特論」の参考書として使用。どの章も10ページ程度に短くまとまっている。内容が薄いわけでは無く、数学の解説と伴に冒頭から設計例題で始まり決して素っ気無い感じはしない。高度な数学を手っ取り早く理解するのに...

筑波大学の大学院科目「計算力学特論」の教科書。 驚きの薄さ。 大学院の「変分法特論」の参考書として使用。どの章も10ページ程度に短くまとまっている。内容が薄いわけでは無く、数学の解説と伴に冒頭から設計例題で始まり決して素っ気無い感じはしない。高度な数学を手っ取り早く理解するのに適している。 補足や細かい肉付けに極力手を伸ばさず、筋に絞ることでコンパクトを実現している。有限要素法は三角形一次要素を取り上げ、高次要素や立体は触れる程度に済ませる。また解く方程式は定常伝熱などの問題に限って例を示している。そのぶん速習でき、一度に全体観をつかめて良い。 第5章には有限要素法のプログラムが例示される。解説は少ないが、本文を読めば理解しやすいソースコードで、他の言語に書き換えることも難なくできた。 目次 1.変分法 2.具体的な計算手順 3.変分問題の直接解法 4.有限要素法 5.有限要素法(続)

Posted byブクログ