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お産 女と男と の商品レビュー

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2015/03/10

著者自身がすでに前書きで言っているが、 第1章は新聞のコラム 第2章はほぼほぼメモ 第3章は反対派としての意見 まさにこの通りで、第1章は端的に書いてあるため、出展もあやふや、図もなく、極論が多い印象 第2章前半は恥・羞恥心研究史としてはうまくまとめられている印象。概説するには...

著者自身がすでに前書きで言っているが、 第1章は新聞のコラム 第2章はほぼほぼメモ 第3章は反対派としての意見 まさにこの通りで、第1章は端的に書いてあるため、出展もあやふや、図もなく、極論が多い印象 第2章前半は恥・羞恥心研究史としてはうまくまとめられている印象。概説するにはよかった。 後半は、著者自身も繰り返し述べているように如何せん調査対象の偏りと少なさ等々が弱い印象。 第3章は第2章の後半と第1章をまとめたようなものか。 引用や孫引きが多い印象はぬぐえない。また、議論としても何というか立脚しているものがあやふやな感じはする。 ただし、男性の助産について、理屈ではなく"イヤ"だと感じるという意見には一理あると思う。 ひとつ最後のQ&Aで気になったのは、賛成派への反論として、欧米諸国ばかりを例に挙げているというものがあるが、本人が引いている例もことごとく西洋先進国の例なので、どうしようもない。 参考文献は重宝できそう。

Posted byブクログ