白いメリーさん の商品レビュー
9篇の短編集。 どの話の設定も考えてみると恐ろしい。しかも、それぞれが違う種類の恐ろしさ。だけど、クスッと笑ってしまう。軽くスイスイ読めてしまう。だから、読了後、面白かった〜と思いながら、その後、どうなったのか気になったり、ゾワっとなる。 特に好きなのは、 『日の出通り商店街 ...
9篇の短編集。 どの話の設定も考えてみると恐ろしい。しかも、それぞれが違う種類の恐ろしさ。だけど、クスッと笑ってしまう。軽くスイスイ読めてしまう。だから、読了後、面白かった〜と思いながら、その後、どうなったのか気になったり、ゾワっとなる。 特に好きなのは、 『日の出通り商店街 いきいきデー』商店街のおやじ達のいきいきした姿よ 『クロウリング・キング・スネイク』姉じゃの意外な選択! 『脳の王国』想像のつかない世界… 『掌』ラストの恐ろしさ 『白いメリーさん』噂の真相は悲しくて切ない
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中島らもづいている。と言っても、最近はDVD鑑賞の方にうつつを抜かして、夜勤の時しか本を読んでいないなぁ。でも今日はたくさん読めた。9編の短編集。字が大きいし、短くて読みやすい。全部面白かった。最初の「日の出通り商店街 いきいきデー」なんて、筒井康隆みたいなスプラッタ。エロイのもあり、怖いのもあり。表題作はホラーだ。噂を追うなんて全く私好みだわ。そこら辺ももっと知りたかった。
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ヘビメタの話が秀逸。白いメリーさんは実際に存在するけど、落ちが悲しい。本当に優しい人は生きにくい世の中。
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こどものころによみました。エレベーターの話。男女がね、閉じ込められて、そのまま上がってくの。永遠かとくらいずうっとずうっと。何階も何階も。その間を、みしらぬふたりがなんとかして潰すため、おはなしをして、話を長く、たくさん、保たせるための工夫して…てっぺんについた!ってわかったあと… こわかったぁーしばらくこわかった。今読むと、どうなんだろ。
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「日の出通り商店街 いきいきデー」「クロウリング・キング・スネイク」「白髪急行」「夜走る人」「脳の王国」「掌」「微笑と唇のように結ばれて」「白いメリーさん」「ラヴ・イン・エレベーター」の9編を収録。
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世にも奇妙な物語で取り上げられたいきいきデーってこの作家さんの作品だったのか 動画も小説も強烈な印象があった
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初中島らも。 友達のオススメで借りました。短編なんだけど、怖い。 恐ろしい形での意外性があって後半は何がくるかドキドキでした。 これが中島さんの作風なら。。。
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短編小説集 タイトルにもなってる「白いメリーさん」は 都市伝説的な恐怖ものだった気がする。 その他は余り覚えていない。
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「白いメリーさんになるの。私、白いメリーさんになるの。」 (日の出通り商店街いきいきデー/クロウリング・キング・スネイク/白髪急行/夜走る人/脳の王国/掌/微笑と唇のように結ばれて/白いメリーさん/ラブ・イン・エレベーター.収録)
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最後をぶつっと切って不安の余韻を残す短編がものすごく嫌い、とこれまでに何度も書いたけどこれについては別。こんなそこはかとない不安をこの人は感じていたのだろうか、と思うくらいその不安の余韻以外のところの不安の要素、破綻の要素が大きすぎて驚いた。面白いと思って書いているのだろうという...
最後をぶつっと切って不安の余韻を残す短編がものすごく嫌い、とこれまでに何度も書いたけどこれについては別。こんなそこはかとない不安をこの人は感じていたのだろうか、と思うくらいその不安の余韻以外のところの不安の要素、破綻の要素が大きすぎて驚いた。面白いと思って書いているのだろうというポイントが破綻しているのは「シュール」と捉えられて持ち上げられる要素なのだと思うけど、体や心を切り裂きすぎではないのだろうか。日常の見えていて見えないところにある、そのことを考えていては不安に飲み込まれてしまいそうな大きな闇を設定で乗り越えようとしているように思える。傷つきすぎて泣いてしまった。
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