イルカを追って の商品レビュー
10数年前に読んだ本です。イルカ好きから手に取り読むことになるのですが、イルカの知能レベルの高さに驚きと感動が駆け巡る。 人がイルカに遊んであげるのではなく、人がイルカに遊ばれている・・・その心理は!?いまでもイルカに成りたいと思ってしまう程イルカに心引かれる私です。
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学者さんは、 「この仕草は餌を取るためのもので、頷いてるわけじゃない」 とか言い勝ちだし、それは本当っぽく聞こえるけど、 こうやって本当にイルカと接してきた人が、 「それでもこれは分かって、分かったということを伝えるために 頷いているようにしか見えない」 と言っている方がずっと本...
学者さんは、 「この仕草は餌を取るためのもので、頷いてるわけじゃない」 とか言い勝ちだし、それは本当っぽく聞こえるけど、 こうやって本当にイルカと接してきた人が、 「それでもこれは分かって、分かったということを伝えるために 頷いているようにしか見えない」 と言っている方がずっと本当っぽい。 それに、人間が思っているほど人間って優れていないと思う。 動物の中の一種なだけで、人間は動物より優秀だなんて決まっていない。 人間が可愛いとか好きだとか思うのって、人間ぽい、ものに対してだたったりする。 例えばラッコが両手で貝をたべることなどだ。 人間みたいに手で持って食べるのが可愛い、わけだ。 イルカにしたって、人間みたいに賢い、という言い草もよく聞くわけで。 それってかなり、人間のエゴだよなあ、単に。と思う。 日本はほんとこういうところが遅れているが。 この本の気分の良いところは、イルカ万歳だけど、それだけにとどまっていない。 本質を見誤っていない。 訳者の方たちもそうだ。 本には再生紙を使いたい、とか、イルカだけじゃなく他の動物にも言える問題。 本当にそうだと思う。 動物園はナチスの強制収容所と一緒って、凄い強烈な言葉だけれど 本当にその通りだと思う。 動物園を全く否定するつもりはでも私は実はなくて、小さいときは動物園と ペットショップほど好きなものはなかった。 ペットショップは兎も角として、 傷ついたりいろんな理由で、自然の中で暮らしていけない動物を、 自立できるまで保護する。 その過程を人に見せる。 っていう動物園のあり方であれば、私はいいと思っている。 こういうのはなかなか、せーのではなくせないから難しいけれど 少しずつでも変えていかなければならないと思うのだ。 もし本当に人間が、知恵のある動物なのならば。
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購入済み 内容(「BOOK」データベースより) イギリスの港に現れた野生のイルカと人間の愛の交流記。漁師に銃撃され、港の海底爆破工事に巻きこまれそうになりながらも、人間への愛と信頼を失わなかった野生のイルカ、ドナルド。暴力に対して愛で応えたイルカを通して、自分自身と人類の新しい...
購入済み 内容(「BOOK」データベースより) イギリスの港に現れた野生のイルカと人間の愛の交流記。漁師に銃撃され、港の海底爆破工事に巻きこまれそうになりながらも、人間への愛と信頼を失わなかった野生のイルカ、ドナルド。暴力に対して愛で応えたイルカを通して、自分自身と人類の新しい生き方に目覚めた著者が語る海とイルカと愛の物語。伝説にすぎないといわれたイルカに乗った少年を目撃した著者による感動の名著、ここに文庫化。
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野生イルカとの交流記.原著者は博士号(薬学)を持ち,企業で活躍した後,文筆業に転じた人物.「ドナルド」と呼ばれる一匹の野生イルカとの交流から受けた感銘が,作者の人生の岐路で大きな影響を与えてくれたそうだ.イルカとの交流というと,いわゆるイルカ・オカルティズムを連想されるかもしれな...
野生イルカとの交流記.原著者は博士号(薬学)を持ち,企業で活躍した後,文筆業に転じた人物.「ドナルド」と呼ばれる一匹の野生イルカとの交流から受けた感銘が,作者の人生の岐路で大きな影響を与えてくれたそうだ.イルカとの交流というと,いわゆるイルカ・オカルティズムを連想されるかもしれないが,本書はそういう類ではない.原著の大半は 1970 年代に書かれたもので,欧米一般に,鯨類の尊重や保護の機運が高まる前のことであり,むしろ,そういった機運の呼び水となった著作の1つとのこと(訳者による解説より).著者はへんにイルカを美化したりすることはなく,イルカとの出会いと交流における驚き・喜びを,素朴に語り上げている.話題そのものがたいへん魅力的であり,また,写真もそれなりに豊富.よい作りだと思う.
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