愛のシッタカブッタ の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
失恋に苦しむ自己中なブタさんが、トリさんの厳しいツッコミを受けながら自分の心と向き合う物語。悲しみに特効薬は無く、慰めは麻酔に過ぎない。絵本感覚で10分くらいで読めるのがイイ!
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愛は、ただ愛するだけ。 恋をして、失恋をして、苦しんで、 その苦しみから立ち直っていく過程を、 シンプルな言葉で描いています。 シンプルなゆえ、 そうか、人を好きになると、シンプルだったことが、 とてつもなく難しいことになってしまうのだ、 ということを思い...
愛は、ただ愛するだけ。 恋をして、失恋をして、苦しんで、 その苦しみから立ち直っていく過程を、 シンプルな言葉で描いています。 シンプルなゆえ、 そうか、人を好きになると、シンプルだったことが、 とてつもなく難しいことになってしまうのだ、 ということを思い知ります。 たとえば、ぼくが好きな人にあげる愛が、 そのひとの愛とは関係がないとき、 ぼくはその人を苦しめていたのだな。 わかってはいたけれど、 その人を「ただ愛する」ってことができてなかった。 関係のない愛を背負って、 誰かを追いかけたとしても、 苦しみは終わることがない。 その苦しみは、自分自身なのだから。 自分の問題を棚にあげて、 誰かと一つになれることもありうるのが恋愛であって、 だから、「本当のこと」を見ないで済んでしまう。 苦しむのは、自分自身から逃げているから。 ぼくは自分と向き合って、 「そのまま」を愛することからはじめなきゃ、と思う。 そしたらきっと、好きな人を、 「ただ愛する」ことができるんじゃないかなぁ。 愛は、ただ愛するだけ。 うん、それを胸にね。
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こんな私でも身を切られるような大失恋をしたことがある。 この本は 甘やかすような発言なんてありません。 慰めるような言葉もありません。 ただ、そのまま受け入れるだけ。 ズキンとすることも書いてあります。 だけど読み終わる頃には気持ちが楽になっている本。
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読み終わると若干おしゃべりになるかもしれません。 恋人ができた別れたと賑やかに騒いでる友人に、つい愛を語りたくなるような。 小泉先生の言葉はシンプルで的確だと思います。
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ブッダとシッタカブッダのシリーズの中で一番大好きな作品です。ブタが本当にかわいい。ちょっと笑えたりして心が楽になります。
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