世界残酷物語 の商品レビュー
読書録「世界残酷物語ヨーロッパ編」2 著者 山口椿 出版 同文書院 p8より引用 “ ショーペンハウエルや、ボードレールは、 このような微妙を、次のように述べた。 「もし何の苦痛も障害もない域というものが 存在したら、退屈のため、おそらく頭がおか しくなるにちがいない」” ...
読書録「世界残酷物語ヨーロッパ編」2 著者 山口椿 出版 同文書院 p8より引用 “ ショーペンハウエルや、ボードレールは、 このような微妙を、次のように述べた。 「もし何の苦痛も障害もない域というものが 存在したら、退屈のため、おそらく頭がおか しくなるにちがいない」” 目次から抜粋引用 “湖の兄妹 パリの感化院 秘密の森の館 皮膚をつき刺す鉄の爪 つるし首狂騒曲” 作家・画家・チェリストと多才な著者によ る、人の心にある残忍さを描いた短編集。 子供が身を守る為に行う行為から戦争での 敵兵や捕虜に対する行いまで、歴史背景を元 に書かれています。 上記の引用は、まえがきでの一節。 残酷・残忍な行為は、虚構の中だけで済ませ ておいてほしいものですね。しかし、大抵は 事実のほうが上を行ってしまうのですから、 いつの時代も恐いものです。 どの話も短くまとめられていて、読みやす くはあります。ただ、あまり続けて読むと、 気分が悪くなる人もいるかもしれません。 ーーーーー
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