飛びたかった人たち の商品レビュー

佐々木マキ(著者)

2024/09/15

子どもが借りてきた本が面白かったので。昔から空を飛ぼうとして墜落死した人や、1783年の熱気球での初フライトなど。熱気球から120年くらいでライト兄弟が動力飛行に成功しているので、急速に指数関数的に各種イノベーションが進んだんだなぁと思ったのです。

2023/08/04

図書館本。人類の飛行への夢を佐々木マキさんが書いた本。たくさんのふしぎ傑作集。ライト兄弟に至るまでの失敗の連続のように見えて、失敗から人類は学んでいます。

2022/11/20

2013.5.9市立図書館
ありそうで、なかなかないんじゃないかな、
飛行機以前に「飛ぼうとした人々」の記録をまとめたもの。
無謀なタワー・ジャンパーズからはじまって、
レオナルド・ダ・ヴィンチからはじまった科学的な試み、
鳥が飛ぶしくみや科学の発見・発展にともなって、
熱気球→飛行船→グライダー→ライト兄弟による成功まで、
試行錯誤をくりかえしてきた歴史を、たくさんの図版や写真で
おおきくなぞっていく。
空を飛ぶだなんて荒唐無稽でバカにされていた時代から、
たえず熱意と憧れをもった挑戦者がいて、
少なからぬ犠牲もだしつつ、不可能を可能にして、
その延長線上に今のジェット機やロケット技術もあるのだ
と思うと感無量。
幕間の佐々木マキのとぼけたマンガもまたよし。

2022.11.13 市立図書館（再）
朝ドラ「舞いあがれ」で、人力飛行機の経験から空を飛ぶことにとりつかれたようになる主人公を見て、急にこの本を読み返したくなって、借りた。
熱気球での有人飛行から先、速さや滞空時間、制御可能性を追求して飛行機がうまれるわけだけれど、ただ鳥のように飛んでみたいというあこがれはグライダーや鳥人間コンテストのほうに結実するわけだなあと思った。舞ちゃんはグライダーのようなエクストリームスポーツ方面を趣味にする道もあったけれど、たくさんの人を空で運ぶ方向に進みたくなった。そのあたりをもうちょっと見たかった気もする。