牛への道 の商品レビュー
剣の達人にヒップホップで挑んでゆくようなものだ。 ヨー、んっ、ヨーヨーとダボダボのファッションとライムで日本刀と戦おうというのではなく、 そもそも勝負そのものの存在が危うい。 そのギリギリのところが『不条理』だ。 なにげない日常をあえて不条理な視点でみる。 チンピラの言いがかり...
剣の達人にヒップホップで挑んでゆくようなものだ。 ヨー、んっ、ヨーヨーとダボダボのファッションとライムで日本刀と戦おうというのではなく、 そもそも勝負そのものの存在が危うい。 そのギリギリのところが『不条理』だ。 なにげない日常をあえて不条理な視点でみる。 チンピラの言いがかりみたいなものだ。 「えー、そんなところが気になるのーん!がびーん!」 宮沢章夫はその名手である。 いや、そのクレーマーとしてではなくて。 生活に潜む間隙。 どんなできごとも多面体である。 表でも裏でもなく、なんとなーくこっち側もある。てかあるんじゃねーの?的な。 あなたの『常識』は、誰にとっても常識だろうか。 この本で笑いながら、それに気付けますように。 ニヤリとできるインテリジェンスを。
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エッセイ集? 非常に面白い話もあるが、「これは面白いの?」という話が多め。 不思議な読了感。 なくともやはり払いたまえ!
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章夫節。 まえがきから、読み進めたくてウズウズ。 立ち読みでまえがきだけ読んでも買いたくなるでしょう。 図書館でみつけてラッキー。
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