飛龍天に在り の商品レビュー
もともと零戦とか戦艦とかに興味があり、 三宅戦記という書籍とともに購入しました。 書籍の厚さもあり、どれだけ詳細な情報が得られるか期待してたところ、 内容は実に詳細なところまでかきおこされており、 様々な士官からの視点だけでなく、敵艦隊からの見た描写もあるなど、 特にミッドウェ...
もともと零戦とか戦艦とかに興味があり、 三宅戦記という書籍とともに購入しました。 書籍の厚さもあり、どれだけ詳細な情報が得られるか期待してたところ、 内容は実に詳細なところまでかきおこされており、 様々な士官からの視点だけでなく、敵艦隊からの見た描写もあるなど、 特にミッドウェー海戦あたりの記録は情景が頭のなかで再現できそうなほどに詳細に綴られておりました。 これらの記録はさまざまな書籍から引用したものがほとんどですが、 時には引用元によって記録が異なっていてというところまで言及しており、 この書籍を執筆するに当たり、著者が細部に至るまで気を配り 作られたことが読み取れるかと思います。 読み進める中で登場する士官たちの記録ややりとりには、 海戦によっていつ死ぬかもわからない、 あるいは、生きて帰れないということを覚悟した生き様をみることができ、 胸を打たれることが何度も在りました。 このように自分も生きてみたいと思う反面、戦争に対する恐怖心もあり、 この時代に生きた人たちへのあこがれがより一層強くなったものです。 史実を淡々と語る内容では有りますが、 士官たちの残した記録が臨場感を発起させ、 良いアクセントになっていると思います。
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旧日本海軍が誇った航空母艦「飛龍」の進水から撃沈されるまでの5年間の生涯をノンフィクションで描いた一冊。 最期のミッドウェーでは、日本海軍の空母としては最後まで戦い続けて敵空母と相対した。 ある意味感動すら覚える空母の生涯。必見です。
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