定本 ディープ・コリア の商品レビュー
90年代露悪サブカルが今のネトウヨを生んだ、とかいう言説の中でやり玉に挙げられた一冊。 このマイナーな本にそんな影響力があったとは思えない。今のネトウヨ的なものは世界的な潮流だし、90年代露悪サブカルにその源流を探すのは違う気がする。ただ、ネトウヨ的なものが盛り上がっていく予兆...
90年代露悪サブカルが今のネトウヨを生んだ、とかいう言説の中でやり玉に挙げられた一冊。 このマイナーな本にそんな影響力があったとは思えない。今のネトウヨ的なものは世界的な潮流だし、90年代露悪サブカルにその源流を探すのは違う気がする。ただ、ネトウヨ的なものが盛り上がっていく予兆ではあったのかもしれない。それはそれとして読んでみて、想像以上にヒドかった。今の基準で裁いても仕方のないことだけど。あの当時のサブカル本が今も本棚には何冊かある。今読み返すとヒドイのかもしれない。 出版当時、これは単なるヘイト本ではなく、浮ついたバブルや、漂白されて無味無臭になっていく世の中に向けて泥を投げつけるカウンターとしての意味があったのかもしれない。しかし、そういった諸々を理解した上で読める人はそんなに多くないと思う。それは読者の読解力に期待し過ぎではないか?いろいろ読み取れる人に向けて書いた本だ、みたいな言葉もどこかで見た。それも含めて期待し過ぎ。この本がネトウヨを増殖させたとは思わないけど、あの時代にこの本を読んだ人が悪い意味で触発される可能性はあったと思う。自分がネトウヨになる想像をさせられた。
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再読。 俺があの半島に行ってみたいと思う理由の最大の理由がこの本に書かれてある。 かの国の反日運動にはうんざりするし、この国のヘイトスピーチにもうんざりする。 今だったら、出版されないだろうな。
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