写真集 さっちん の商品レビュー

荒木経惟(著者)

2024/07/09

荒木さんの大好きな写真集。
昭和の子供達が砂利道でのびのびと遊ぶ。
表情がイキイキしていて豊かで良い。

フレーミングしっかり入れちゃうと、棺桶だからね、入れちゃダメだって。　後書きより。

2017/02/01

歯が入れ替わる前の子、屈託を持ち合わせる前の子。
そんな子供が子供でいる時を、弾むようなテンポで綴った写真集でした。
子供達のドアップ写真は、フレームから飛び出るような迫力で、息遣いや独り言がこぼれそうです。
スナップは年数が経つと更に味わいが生まれると思います。図鑑や教科書よりも、世相や文化を如実に表すでしょう。
スマホのように気軽に撮影できるツールをを持つ人が多い現代のスナップは、いつかの未来において、予想もしない味わいを持つことになるのかな。
それは、未来を生きる楽しみになるかも。写真の味わいはスルメのようだなあ。
写っている子供達はおそらく、撮影当時の年齢くらいの孫がいる状況だろうな。

2014/06/27

こんな写真見せられたら、ほんと元気になるしかないよ。天才の原点がここにある。人を撮らせたらやはり天才だと思います。

2013/10/27

アラーキーのデビュー作。

これ見ると、やはり自由に撮っていいんだなと思える。
被写体がフレームに収まってない写真もあれば（しかも顔が）、ブレてる写真もある。
けれどそのほうが、エネルギーがあるというか、表現したいものがより出ているのならそれで構わないんだなぁと。

2011/10/23

愛してやまない荒木経惟さんの原点。

さっちんは恐らくわたしの母親くらいの世代だと思うのですが、何故か世代を超えて、写真の子供の表情に、自分のスタートラインを思い出させられ、胸があったかになります。

元気を与えられる写真集です。

2011/04/25

ものすごくパワフル。

始めて見たのに始めて見た気がしないフィットするフィーリング。

真似しようとして出来るものではない。

ブレもピントもこれを見れば気にするものではないことが分かる。

要は何が撮りたいか、どう撮りたいかが受け取る側に見てもらえるかどうかということではないか。

2009/10/04

昭和の下町、超元気なこども達の、つきぬけた笑顔！ヘンな顔！パンツ丸だし！
「さっちん」見ると、「ま〜、明日も元気に、いくかぁ〜！」って気になる。

2009/10/04

昭和37年のガキ大将さっちんと周辺を写した最初期の作品。
対象との近すぎる距離はいつ何を撮っても変わらない。