流れる星は生きている 改版 の商品レビュー
終戦前後に旧満州から…
終戦前後に旧満州から命からがらわたってきた親子の記録です。この本に描かれていることも戦争の真実の一面でしょう。文字通り「必死」に生き抜いた姿に感銘を受けます。ぜひ一読を。
文庫OFF
敗戦直後、夫と離れ離れになりながらも満州から幼い三人の子を連れて日本へ引きあげてくる著者の体験を綴った本です。 母国への険しい帰路の中、狂気のような”男の言葉”で荒々しく我が身と幼い我が子を叱咤激励し、命からがら歩かせる姿は、戦争が変えた人間の壮絶な姿そのものです。 一方で、タイ...
敗戦直後、夫と離れ離れになりながらも満州から幼い三人の子を連れて日本へ引きあげてくる著者の体験を綴った本です。 母国への険しい帰路の中、狂気のような”男の言葉”で荒々しく我が身と幼い我が子を叱咤激励し、命からがら歩かせる姿は、戦争が変えた人間の壮絶な姿そのものです。 一方で、タイトルになっている歌の一節を夜に歌う時、離れ離れになった人を思う切実さと、悲しさ、清らかさを感じます。 ”わたしの胸に生きている/あなたの行った北の空/ご覧なさいね今晩も/泣いて送ったあの空に/流れる星は生きている” テロや核の脅威にさらされて世界が対立し、緊張状態にある今だからこそ読み返したい一冊です。 ペンネーム:マメ
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敗戦後、満州にいた家族は引き離され、やがて日本へと引き揚げてくる。 その間にあった想像を絶するような様々な出来事。 戦争の話はいくらか読んだが、こうして戦後の満州から引き揚げてくる最中の話は初めて読んだかもしれない。 夫と離れ、女手一つとなり幼子三人を連れての生活や旅はどんなに...
敗戦後、満州にいた家族は引き離され、やがて日本へと引き揚げてくる。 その間にあった想像を絶するような様々な出来事。 戦争の話はいくらか読んだが、こうして戦後の満州から引き揚げてくる最中の話は初めて読んだかもしれない。 夫と離れ、女手一つとなり幼子三人を連れての生活や旅はどんなに辛く激しいものだっただろう。 母は強しとは言うが、そんな言葉ひとつでは片付けられないほどの体力と気力が必要だったに違いない。 幸いにも三人のお子さんも、危ない橋を何度も渡りながら、なんとか生きて日本に帰られたようだ。 ただ、あとがきを読んで、そんな小さなお子さんだった彼らにも心には大きな傷をおっていると知った。 あの時代、生きることがどんなに大変で人間を醜くも変えてしまうものだったか。 今の人ではとても耐えることは出来ないだろうと思う。 2014.4.30
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大ベストセラーになった本ですが、最近、ある人に薦められるまで知りませんでした。 激しい話です。最後はちと泣けてしまいます。
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新田次郎氏の妻、数学者藤原正彦氏の母である藤原ていさんの引き揚げ体験を綴ったもの。三人の子供を連れて、満州から朝鮮を経て日本に帰って来るまでの壮絶な日々の記録。
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藤原正彦氏の「ヒコベエ」を読むつもりが 予定変更 先に母上藤原ていさんのこの本を読む 二人の子供を連れて港町大連市から引き上げてきた母の昔話と重ねながら・・・ 人間追い詰められるとここまでエゴになれるのか 敗戦から故郷長野にたどり着くまでの想像を絶する日々 わたしの義父は4年...
藤原正彦氏の「ヒコベエ」を読むつもりが 予定変更 先に母上藤原ていさんのこの本を読む 二人の子供を連れて港町大連市から引き上げてきた母の昔話と重ねながら・・・ 人間追い詰められるとここまでエゴになれるのか 敗戦から故郷長野にたどり着くまでの想像を絶する日々 わたしの義父は4年の抑留生活を経験している 両親は生前この本を読んだだろうか あまりに辛くて近づけなかっただろうか はやく「ヒコベエ」を読みたい そして「若き数学者のアメリカ」も
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藤原正彦さんのお母さんが書いた本。 満州での戦時中の話が書かれています。 前半は単調だけど、後半からものすごい描写で一気に読めます。 とても面白いです。
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知識として知ってはいても、実際のとこはまったくわかってなかったと思い知らされました。満州から子供3人を連れて引き上げてきた母親の強さってものすごいものがある。ちょっと泣きそうだった。
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