永遠も半ばを過ぎて の商品レビュー
若い頃のお気に入り書籍。 久々に読んだ。 変わらず、いい。 人々が暮らす社会に、何処か距離を感じている、器用に幸せを掴み取ってこれなかった、「主流派」ではない主人公たちが、幸運にも出会えた美しい花火を描いている。 また、エンディングは、少し賑やかになる今後を予感させる、美しい...
若い頃のお気に入り書籍。 久々に読んだ。 変わらず、いい。 人々が暮らす社会に、何処か距離を感じている、器用に幸せを掴み取ってこれなかった、「主流派」ではない主人公たちが、幸運にも出会えた美しい花火を描いている。 また、エンディングは、少し賑やかになる今後を予感させる、美しい物語。
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- ネタバレ
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何か展開が早くてあれと思うとこもあったけど、全体に読みやすかった。面白かったし。くそくらえの件は前違う本で読んだよな。こういうのって使いまわしていいのか。詐欺師ってやっぱ大変だなと思う。でも昨今のおれおれ詐欺の集団は死んでしまえばいいと思う。
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今まで読んだらもさんの小説のマイベストは「今夜、すべてのバーで」でしたが、それを超えました。 面白い! なんだかこんな風に男たちと女がもぞもぞと世界に向かっていくのが面白い。 遊び心、というんだろうか。 そしてらもさんの博識の片鱗が伺える。 やっぱりらもさんって博識やなあと再...
今まで読んだらもさんの小説のマイベストは「今夜、すべてのバーで」でしたが、それを超えました。 面白い! なんだかこんな風に男たちと女がもぞもぞと世界に向かっていくのが面白い。 遊び心、というんだろうか。 そしてらもさんの博識の片鱗が伺える。 やっぱりらもさんって博識やなあと再認識させられる本。 3千部と3万部の話とか、らも常連にはおなじみのエピソードも登場。 らもファンを裏切らない一冊だと思います。
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何も考えずに、図書館から抜き取ってきた1冊。 表紙には布ばりに箔押しされた1冊の本の写真。 印刷会社に勤める人ならきっと、表紙カバーの内側に、印刷の仕様が書かれているのを見て胸が詰まったに違いない。 電子書籍が華々しく世の中に受け容れられ始めた今、印刷ってなんなんだろう、と改...
何も考えずに、図書館から抜き取ってきた1冊。 表紙には布ばりに箔押しされた1冊の本の写真。 印刷会社に勤める人ならきっと、表紙カバーの内側に、印刷の仕様が書かれているのを見て胸が詰まったに違いない。 電子書籍が華々しく世の中に受け容れられ始めた今、印刷ってなんなんだろう、と改めて考えせられるとともに、とにかく読み物としてとても面白い。 最後のハッピーな感じもすき。
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この話は詐欺師と写植屋と編集者がひょんな縁で集まり一大詐欺芝居を打つという話。その中に出てくる写植屋が無意識に打ったという物語「ペイシェンスワース」の物語が好き。
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