かなしい恋愛 の商品レビュー
高円寺北口商店街の愛人同盟。序盤は背徳感ゼロの愛人女性陣も、後半個々のお話しになると、なんだか切なく同情すらおぼえてしまう。でも自ら立ちあがっていく様子はねじめさんの軽快な文章でとてもキラキラしていた。この作品が出版された92年というと自分も高円寺に住んでいたのでその時代に重ね、...
高円寺北口商店街の愛人同盟。序盤は背徳感ゼロの愛人女性陣も、後半個々のお話しになると、なんだか切なく同情すらおぼえてしまう。でも自ら立ちあがっていく様子はねじめさんの軽快な文章でとてもキラキラしていた。この作品が出版された92年というと自分も高円寺に住んでいたのでその時代に重ね、どこか懐かしく読めました。
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要するに一連の「商店街モノ」ということになるのだろうが、登場する「愛人」と自らを呼び行動する女性たちの定義も感覚も全く理解できず、なぜこの女性たちは愛人はかくあるべしといったことを常に確認しているのかも意味がよくわからない。時代のせいだろうか。 巻末の松田美由紀(女優)による解...
要するに一連の「商店街モノ」ということになるのだろうが、登場する「愛人」と自らを呼び行動する女性たちの定義も感覚も全く理解できず、なぜこの女性たちは愛人はかくあるべしといったことを常に確認しているのかも意味がよくわからない。時代のせいだろうか。 巻末の松田美由紀(女優)による解説も謎だ。本作については文章の冒頭でちょっと触れているだけで、それ以降は彼女独自の(いわゆる大衆小説の文庫本を読むような人がどう考えても読むとは思えないような)恋愛論のようなことを、力み返って延々と書き記している。まさに「なんじゃこりゃ!」と叫んでしまった。
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