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ラオスからの生還 の商品レビュー

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2016/07/02

ラオスで捕虜になってひどい仕打ちを受け、食べ物も満足に食べられず、極限状態での脱出〜救出まで。 大部分は悲惨な捕虜生活の描写。 著者の命がどうなるのか、顔をしかめながら一気に読み進めました。 たぶん、かえるやイグアナは生でかじりついたんだろうと思います。加熱したような記述がなかっ...

ラオスで捕虜になってひどい仕打ちを受け、食べ物も満足に食べられず、極限状態での脱出〜救出まで。 大部分は悲惨な捕虜生活の描写。 著者の命がどうなるのか、顔をしかめながら一気に読み進めました。 たぶん、かえるやイグアナは生でかじりついたんだろうと思います。加熱したような記述がなかったので。 タニシの様な貝を生で食べるとか、危険な寄生虫が間違いなく体内に入っただろうと推測できる。 遊びじゃなく、生き延びようとする本物のサバイバルです。 たかが捕虜1人を執拗に追い回す敵軍や民間人。 一瞬にして首をナタで切り落とすなど... 人間はとことん恐ろしい。

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2010/11/14

椎名誠が三大脱出記と絶賛している本。 ベトナム戦争のさなか、空母から空爆に向かいラオス山中で攻撃にあい不時着。まもなく、親ベトナムのラオスのゲリラに捕まり収容所へ。ベトナムへ向かっての行軍、逃亡、再逮捕。ベトナムの収容所で他の捕虜とともに蜂起?というか、つまり武器を奪って、殺して...

椎名誠が三大脱出記と絶賛している本。 ベトナム戦争のさなか、空母から空爆に向かいラオス山中で攻撃にあい不時着。まもなく、親ベトナムのラオスのゲリラに捕まり収容所へ。ベトナムへ向かっての行軍、逃亡、再逮捕。ベトナムの収容所で他の捕虜とともに蜂起?というか、つまり武器を奪って、殺して、逃亡。山中を海を目指して脱出行。サバイバル。結局、脱出した収容所のすぐ近くで、米軍に発見されて救助されるわけだが、救助されたのは同時に脱出した6-7人の中で著者だけだった。 人間の生きようとする力のすごさと、生き残った著者の精神の強さに感動する。しかし、時はベトナム戦争である。米軍の彼に、いまひとつ感情移入できないのである。彼は素晴らしい! でも彼は戦争を起こした側の人間で、彼は生き残ったが、彼に殺された、あるいは彼らに殺された数十万、数百万の人間がいるという現実に、なんだかなーと思うのである。 ただし、手に汗握る迫力は、ある。本としては面白いのであった。

Posted byブクログ