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文楽の女 の商品レビュー

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2009/10/04

昨年から足を運ぶようになった文楽。飛び交う言葉も分からない、蓑助さんが出席される懇親会にも参加するのに 人となりも分からないでは・・・と読んだ本の一冊が 『文楽の女-吉田蓑助の世界』でした。 山川静夫さんの文章は、初心者にはとても分かりやすく 入門書としておいて置きたい...

昨年から足を運ぶようになった文楽。飛び交う言葉も分からない、蓑助さんが出席される懇親会にも参加するのに 人となりも分からないでは・・・と読んだ本の一冊が 『文楽の女-吉田蓑助の世界』でした。 山川静夫さんの文章は、初心者にはとても分かりやすく 入門書としておいて置きたいと思いましたし 青木信二さんの写真も、その陰影がその人形を まるで生きているかのように写し出しています。 いえ、人形が生きているようなのは人形遣いの 技なのかもしれませんが。 その中で目が離せなくなった写真があります。 『心中宵庚申』の「道行思ひの短衣」の お千代と半兵衛が折り重なって、命の果てる場面です。 写真をみて、ゾクゾクしたのは久しぶり。 時代物⇒時代物⇒世話物と3度文楽を鑑賞したけれど どちらかというと、時代物の方が好きかも・・・と感じながら 『心中・・』だけは、観てみたいと思いました。

Posted byブクログ