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少女マンガの愛のゆくえ の商品レビュー

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2016/06/29

昭和24年生前後生まれの漫画家が活躍した 少女漫画の黄金時代と呼ばれた時代の作品の セリフを通して、その魅力を探っている。 少女漫画の黄金時代。 マーガレット、少女フレンド、りぼん、なかよしといった少女漫画雑誌の全盛期。 読者は皆、ものすごい勢いで物語にのめりこんでいたので、そ...

昭和24年生前後生まれの漫画家が活躍した 少女漫画の黄金時代と呼ばれた時代の作品の セリフを通して、その魅力を探っている。 少女漫画の黄金時代。 マーガレット、少女フレンド、りぼん、なかよしといった少女漫画雑誌の全盛期。 読者は皆、ものすごい勢いで物語にのめりこんでいたので、その当時の少女漫画ファンなら、 もれなく記憶に残っていると思われるセリフが満載。 今も根強いファンに支持されていて、 話題になることもある、 池田理代子の「ベルサイユのばら」と、 山本美鈴の「エースをねらえ」は、 当然だと思うけど、 一条ゆかりの「デザイナー」や 摩夜峰央の「パタリロ」のセリフまで、 何故か覚えていたのには驚いた。 自分のことながら当時の熱中ぶりは、 かなりのものだったと感心した。 少女漫画の黄金時代を知る世代として、 著者の少女漫画への思いに共感。 また講談社系、集英社系の読者の違い、 それぞれの読者の価値観の分析が 妙に納得できてしまって面白かった。

Posted byブクログ