明け方の夢(上) の商品レビュー
『真夜中は別の顔』の続編。ゆえに前作のネタバレ前提なので、こちらから読んではいけない。生き残った彼らは……。 前作では多少は共感できなくもなかったデミリスが邪悪すぎて、読んでいると、どんどん憎たらしくなっていく。ここに彼の妻の兄というライバルをぶつけてきた。この対立が見どころの...
『真夜中は別の顔』の続編。ゆえに前作のネタバレ前提なので、こちらから読んではいけない。生き残った彼らは……。 前作では多少は共感できなくもなかったデミリスが邪悪すぎて、読んでいると、どんどん憎たらしくなっていく。ここに彼の妻の兄というライバルをぶつけてきた。この対立が見どころの一つ。生き残ったあの女性は、真面目に更生を目指していくが、やっぱり惚れっぽくてなんだかなぁ~。しかし危険が迫る彼女の運命も気になるところ。様々な個性的な人物が登場するなか、かしこいのかバカなのかわからないマフィア・リッツォーリの動きが面白い。最期はやっぱりバカでした(笑)。 物語内の時間はあまり空いていないが、小説の刊行は前作から17年ほど経っている。にもかかわらず、違和感なく引き続いて読めた。あの2人の行く末は気になる終わり方だったので、前作に触れた人は是非とも本作を読んで見届けてほしい。
Posted by
無実のアメリカ青年ラリーは悔し涙を流しながら刑場の露と消えた。 成金男デミリスの高笑いが今日も聞こえる。 この世に神はいないのか? ヘビのようなマフィアと、鬼のようなデミリスの、命を懸けた知恵比べ。 殺しても足りない憎悪の夫婦。 お互いに相手のスキを窺う義兄弟の死闘。 敵の手中に...
無実のアメリカ青年ラリーは悔し涙を流しながら刑場の露と消えた。 成金男デミリスの高笑いが今日も聞こえる。 この世に神はいないのか? ヘビのようなマフィアと、鬼のようなデミリスの、命を懸けた知恵比べ。 殺しても足りない憎悪の夫婦。 お互いに相手のスキを窺う義兄弟の死闘。 敵の手中にありながら疑がうことを知らないヒロイン。 ロンドンとアテネを股に掛けて運命の男女が追いつ追われつのドラマを展開する。 神に一番近づけるのは誰か?
Posted by
真夜中は別の顔の続編。 って事で、同じ文章が、結構出てくる出てくる。 真夜中は別の顔を読んでない人には親切かもね。 それにしても、ノエルも執念深かったけどデミリスも大概やわwww 関わりたくないわぁ。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
キャサリンは、記憶喪失のままデミリスの言うとおりの生活をする。仕事、家を探してもらい楽しく生活をしているうちに、いろんな過去を思い出す。結局、デミリスは妻の自殺により殺人犯と思われ逮捕されるが、天才弁護士コタスによって無罪になる。でも、コタスはデミリスと共に死ぬ。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ひさしぶりのシドニー・シェルダンだよ~。 んーーー、やっぱりなんかしっくり来ない。 彼の本って、なんか女性的だよね~。 ミステリがちょっと加わったシンデレラストーリー。 「んな訳ないでしょ~~?」 っていう箇所がいっぱい。(笑) まじ、これで豪邸が建つんだ~。なんか、ちょっと解せないわぁ。 そして、この本の最後。 「なんでこうなるの~?」 って叫びたい。 私だったら、コタス弁護士をこういう感じで再登場させずに、証人として法廷に立たせ、ラリーとノエルにしたように、コンスタンにも死刑の判決をさせるな~。 なんかすっきりしない。
Posted by
内容(「BOOK」データベースより) 無実のアメリカ青年ラリーは悔し涙を流しながら刑場の露と消えた。成金男デミリスの高笑いが今日も聞こえる。この世に神はいないのか?ヘビのようなマフィアと、鬼のようなデミリスの、命を懸けた知恵比べ。殺しても足りない憎悪の夫婦。お互いに相手のスキを窺...
内容(「BOOK」データベースより) 無実のアメリカ青年ラリーは悔し涙を流しながら刑場の露と消えた。成金男デミリスの高笑いが今日も聞こえる。この世に神はいないのか?ヘビのようなマフィアと、鬼のようなデミリスの、命を懸けた知恵比べ。殺しても足りない憎悪の夫婦。お互いに相手のスキを窺う義兄弟の死闘。敵の手中にありながら疑がうことを知らないヒロイン。ロンドンとアテネを股に掛けて運命の男女が追いつ追われつのドラマを展開する。神に一番近づけるのは誰か?シドニィ・シェルダン最新にして最高の傑作。
Posted by
真夜中は別の顔の続編。 いきなりこの本からではわからないと思います。デミリスの生い立ちから始まって彼の恐ろしく陰湿かつ非道な仕返しにぞっとします。ここまで読むともう止まらない世界に引きずられます!
Posted by
- 1