幻の朱い実(上) の商品レビュー
昨年亡くなった石井桃子氏の長編小説。 彼女の訳書は、小さい頃からかなりたくさん読んだし、『ノンちゃん雲に乗る』なども読みましたが、こんな大人の長編小説を書いていらっしゃったとは知りませんでした。 明子と蕗子のユーモアに満ちたやりとりが気持ちよくて、夜更かしして一気に読んでしまいま...
昨年亡くなった石井桃子氏の長編小説。 彼女の訳書は、小さい頃からかなりたくさん読んだし、『ノンちゃん雲に乗る』なども読みましたが、こんな大人の長編小説を書いていらっしゃったとは知りませんでした。 明子と蕗子のユーモアに満ちたやりとりが気持ちよくて、夜更かしして一気に読んでしまいました。
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2007年11月 癖のない語り口。女性二人の濃密な友情の話。濃密さがうらやましくてほほえましい。夫等の理不尽さに憤りを感じる部分もあるけど、全体的に穏やかで読んでやさしい気持ちになった。時間軸が長い小説を読んだことがなかったので新鮮だった。昔ほど結婚や介護にがんじがらめにされない...
2007年11月 癖のない語り口。女性二人の濃密な友情の話。濃密さがうらやましくてほほえましい。夫等の理不尽さに憤りを感じる部分もあるけど、全体的に穏やかで読んでやさしい気持ちになった。時間軸が長い小説を読んだことがなかったので新鮮だった。昔ほど結婚や介護にがんじがらめにされない現代に生まれてよかった、とも思った。
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