哀愁の町に霧が降るのだ の商品レビュー

椎名誠(著者)

椎名誠の青春記。新小…

[文庫ＯＦＦ]

椎名誠の青春記。新小岩の克巳荘で沢野ひとし・木村晋介らと過ごすはちゃめちゃな日々が面白い。

2024/08/22

ダイスキなシーナの「自伝風私小説」もしくは「昭和軽薄体スーパーエッセイ」の伝説的名著。再読したのは10数年ぶりかも知れない。ブックオフで見つけた上下巻ワンセットを思わず買い求め、懐かしく読んだ。
ところが、たまたま読んだ時の自分自身の心身の調子が最悪だったせいか、残念ながら期待したほどスーパーには楽しめなかったのが甚く残念。やはり読書も、体調気力とも万全を期さねば本来の楽しみは味わえないことを痛感した次第。
しかしそれでも、かつて、そして今なお熱烈偏愛するシーナ節炸裂！
シーナ、沢野、木村をはじめとする、過去50年近く愛読して来た著者の物語の周辺を固める著名かつ実在する超個性的な登場人物らが生々しい体温と汗を感じさせながら大活躍。これはやはりタマラナイ。
いずれまた体調万全を期して次なる再読に挑まなくてはなるまい。勝負は近い。
（最後はなぜかシーナ調になってしまうのだ）

2016/05/14

何も考えずに ダラダラ、サクサク 読める本。読んでも 何の効果も期待できないが、そういう読書も たまには いいか と思える本

筆に随って書いている感じがする。まさに随筆的な自伝だが、太宰治の再来とは思えなかった

2013/09/08

著者曰く、他伝的小説。２０歳前後の青春時代を著者と過ごした仲間たちとの日常。過去と現代の話がごちゃまぜに語られる。

いいなと思ったのは、当時一緒に共同生活を送っていたメンバーがそっくり１０数年後の現代の話にも出てきて、著者の周りをうろちょろとしているところ。

自分の大学時代を振り返ってしまった。十数年たった後でもこの物語に出てくるような頻繁に顔合わせて、ビールでも飲みながらバカ話ができる友達がいるといいなぁ。

2010/02/10

感動しました！あまり本は読まないのですが、これは勧められてなんとなく読み始めた一冊。あまりの面白さに、読み終えてしまうのが物凄くもったいなかったです！波乱万丈な椎名誠の体験や一癖も二癖もある仲間達。読み終えるまでまったく飽きませんでした。
読書というものの楽しさを教えてくれた一冊です。

2009/10/04

青春とその終わり。人はいつまで青春でいられるのか、青春はいつ終るのか。それを決めるのは心か、それとも現実か。面白おかしくも時にしんみり、青春群像劇。僕が今の仕事をするようになる上で、大きな影響を与えてくれた本。

2009/10/07

逃げきりたいもんだ。なかなかそうはいかないんだろうけれども。
ってか高校の図書館のラベルが付いているのは何で？上中下、揃いも揃って付いてるけど、なんで？