ロッキード裁判とその時代(2) の商品レビュー
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1994年(底本1982年)刊行。 首相の収賄事件が刑事裁判まで到達したロッキード事件。 田中角栄金脈問題で勇名をはせた著者が舞台を文春から朝日ジャーナルに移し、ロッキード事件の裁判傍聴記録を、時の政権運営のありようと絡めつつ叙述したもの。全4巻中の第2巻。叙述時期は1978/5〜80/7。 嘱託尋問調書の証拠能力など刑事訴訟法固有の問題(本裁判では重要だが、嘱託尋問調書の出現機会は殆どなく、あまり問題になることはないが)にも筆が及ぶ。
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