世にも不思議な幽霊談 の商品レビュー
怪奇実話です。オーソ…
怪奇実話です。オーソドックスなので暇つぶしに。
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日常生活のまわりでも…
日常生活のまわりでも不思議な出来事はある。実際に体験したという証言をもとにした恐怖の数々。
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超常現象研究家・中岡俊哉先生の、1976年に二見書房のサラ・ブックスから新書として刊行された著書『幽霊を見た』の怪談89話から、54話をセレクト・改稿して1994年に文庫化したもの。 『幽霊を見た』で、最恐クラスだった、東京都北区神谷町2-30~32で、町内の人が次々と亡くなっ...
超常現象研究家・中岡俊哉先生の、1976年に二見書房のサラ・ブックスから新書として刊行された著書『幽霊を見た』の怪談89話から、54話をセレクト・改稿して1994年に文庫化したもの。 『幽霊を見た』で、最恐クラスだった、東京都北区神谷町2-30~32で、町内の人が次々と亡くなったり事故に遭ったり、というネタはカット。文庫化当時の住民への配慮ですかね。 丸々カットされたものは、著名人の体験談10編も。約20年で、芸能人の人気の衰退、というのが原因ですかね。 記事の初出誌が少女雑誌か、と思ってしまう、少女が主人公の驚くほどセンチメンタルな怪談も、記事の初出誌がヤング誌(青年誌)か、と思ってしまう、青年が主人公の驚くほどエッチな怪談も、そのまま混在。 『幽霊が見た』で、胸がときめく名編だと感じた、逗子近くに出没するセクシーな女幽霊と出会う「ネグリジェの女」は、カットされずに収録。「すごい、絶倫だっ」という胸ときめくセリフはそのまま。ただ、オチの「毒菌にシンボルをおかされ」が、「大事な部分を毒菌に冒され」に書き直されていたのは、ちょっと残念。 こんな感じで、昭和的な言い回しが、平成的に書き直されて、味が薄くなっていますね。
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