大いなる小屋 の商品レビュー
この一冊には、私が思う歌舞伎のすべてがあります。 演劇的体験を、かかっている舞台表現だけで云々することをあまり信じていない私にとって、「劇的なるもの」とは常にその場の力学だったりします。 かかっている場所、小屋、客たちのテンション、そして役者含めたつくり手のテンション…。 江戸と...
この一冊には、私が思う歌舞伎のすべてがあります。 演劇的体験を、かかっている舞台表現だけで云々することをあまり信じていない私にとって、「劇的なるもの」とは常にその場の力学だったりします。 かかっている場所、小屋、客たちのテンション、そして役者含めたつくり手のテンション…。 江戸という時代、歌舞伎がどんな体験だったのかを想像することは、即ち歌舞伎をしること! 歌舞伎入門書としても、絶対のオススメ。
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