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夜消える の商品レビュー

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26件のお客様レビュー

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好短編集

市井物の好短編集。 個人的に好きなのは以下三編。 踊る手:夜逃げに置いていかれた婆さんと、近所の子供 初つばめ:水商売勤めの姉の元に、弟が結婚相手を連れて来る 遠ざかる声:死んだ妻の声が聞こえる太物屋の主人

いけだ

2024/02/09

江戸の市井の人々の悲喜交々を描く短編集。いずれも地味な掌編ながらじんわりと心に沁みる読後感が素晴らしい。お気に入りは『踊る手』。このラスト、最高にいい。

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2023/08/23

母が一番好きな作家だというので、一冊選んでもらって読みました。 人情味あふれる、ほっこりする短編集。心がクサクサしたときに、また読みたいと思います。

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2021/12/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 藤沢周平「夜消える」、1994.3発行、短編7話。夜消える、にがい再会、永代橋、踊る手、消息、初つばめ、遠ざかる声。どれもキレがあって、味わい深い物語です。消息、初つばめ、遠ざかる声がお気に入りですw。   江戸の裏店を舞台に、庶民の哀歓を描いた作品。藤沢周平「夜消える」、1994.3発行。再読。夜消える、にがい再会、永代橋、踊る手、消息、初つばめ、遠ざかる声の7話。永代橋、消息、初つばめ がお気に入りです。  藤沢周平「夜消える」、1994.3発行、7話、再読。「永代橋」「消息」がお気に入りです。松尾和子の「再会」という歌が思い出されます(^-^)

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2020/04/11

読み終わったらやっぱり面白かった、っていつも思わせてくれます。 特に私が好きだったのは初つばめです。 短いのにすごい上手に表現されています。すごいなぁ。

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2018/02/13

藤沢作品の市井ものを読み終わると、なぜか高田渡さんの歌が聴きたくなる。どちらもカラフルな世の中からモノクロの世界へと連れて行ってくれるようで、なにやら落ち着くのだ。その色はノスタルジックなセピアではなく、まったりとしたモノクローム。秋にピッタリの作品だ。

Posted byブクログ

2017/10/30

当然ながら再読です。 裏表紙に「単行本未収録の名品7篇」と有りますが、名品というのはちょっと。。。 作品的には市井ものに分類されます。いずれも市井に生きる男女の人情を描いた作品です。ただ、全体に少し深みに乏しく、構成が甘い感じがします。 でも、流石に藤沢周平。ほんの少しだけ...

当然ながら再読です。 裏表紙に「単行本未収録の名品7篇」と有りますが、名品というのはちょっと。。。 作品的には市井ものに分類されます。いずれも市井に生きる男女の人情を描いた作品です。ただ、全体に少し深みに乏しく、構成が甘い感じがします。 でも、流石に藤沢周平。ほんの少しだけです。全体としては、ちゃんとした藤沢ワールドは形成されており、それなりに高い水準は保っていると思います。

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2016/12/08

2回目の読了。 下手に自己啓発本読むより、藤沢作品を読む方が、仕事や社会、男女の機微など、生き方全般を学べる。 この短編集は、このことを強く再認識させてくれる。

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2016/07/21

内容(「BOOK」データベースより) 酒びたりの父親が嫁入りの邪魔になると娘に泣きつかれた母親、岡場所に身を沈めた幼馴染と再会した商家の主人、五年ぶりにめぐりあった別れた夫婦、夜逃げした家族に置き去りにされた寝たきりの老婆…。市井に生きる男女の哀歓と人情の機微を鏤骨の文章で綴る...

内容(「BOOK」データベースより) 酒びたりの父親が嫁入りの邪魔になると娘に泣きつかれた母親、岡場所に身を沈めた幼馴染と再会した商家の主人、五年ぶりにめぐりあった別れた夫婦、夜逃げした家族に置き去りにされた寝たきりの老婆…。市井に生きる男女の哀歓と人情の機微を鏤骨の文章で綴る珠玉の短編集。単行本未収録の名品七篇。

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2016/03/05

夜消える にがい再会 永代橋 踊る手 消息 初つばめ 遠ざかる声 市井に生きる男女の哀歓と人情の機微を鏤骨の文章で綴る珠玉の名品七編による短編集。

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