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色彩心理学入門 の商品レビュー

3.7

12件のお客様レビュー

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 色彩が心に影響をも…

 色彩が心に影響をもたらす。例えば黄色は時間を長く感じる色なんだっていろいろ興味深い話が読めて 満足です。

文庫OFF

2023/01/09

色は物理学的にどういうものなのか。 色は人間にとってどういうふうに見えるのか。 前者の出発点がニュートンで、後者の出発点がゲーテです。 この2つの視点から、色について見ていきます。 なので、最初の方は生物学寄りで、最期の方にかけて心理学寄りになるという構成です。 色には色相、明...

色は物理学的にどういうものなのか。 色は人間にとってどういうふうに見えるのか。 前者の出発点がニュートンで、後者の出発点がゲーテです。 この2つの視点から、色について見ていきます。 なので、最初の方は生物学寄りで、最期の方にかけて心理学寄りになるという構成です。 色には色相、明度、彩度の3つのパラメータがあるとか、xy色度図とか、分かりそうで分からない話を、頭の中で位置づけることができるようになったように思います。

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2021/07/27

色彩心理学という学問の歴史について書かれたような本。ニュートン「光学」とゲーテ「色彩論」を起点として,さまざまな理論が登場する。色彩工学の知識の補完に使える本。

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2020/12/10

久しぶりの再読。 色彩の心理学に関する話題は少なめ。色彩の科学に関してかなりのページを割いている。色彩心理学を理解する上で色彩の科学を知っておく必要があるからか? 動物の色覚、色の見え方が波長だけでは決まらないこと、暖色と寒色、進出色と後退色といった色の効果の話題が面白かった...

久しぶりの再読。 色彩の心理学に関する話題は少なめ。色彩の科学に関してかなりのページを割いている。色彩心理学を理解する上で色彩の科学を知っておく必要があるからか? 動物の色覚、色の見え方が波長だけでは決まらないこと、暖色と寒色、進出色と後退色といった色の効果の話題が面白かった。

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2016/06/25

まったく専門外の事象をわかりやすく、興味が持てるように説明してくれるのが新書の醍醐味だと思うのだけど、そういう意味でこの本はとても良かった。タイトルから想像する以上に中身はかなり科学的な知見から構成されており、色彩に関する過去の主たる研究について文系の私でもすんなり読めるように構...

まったく専門外の事象をわかりやすく、興味が持てるように説明してくれるのが新書の醍醐味だと思うのだけど、そういう意味でこの本はとても良かった。タイトルから想像する以上に中身はかなり科学的な知見から構成されており、色彩に関する過去の主たる研究について文系の私でもすんなり読めるように構成されている。(数式なんかは理解できないので流し読みましたが…)ゲーテが色彩研究していたのも知らなかったし、色覚異常と、動物の色彩感覚に関する章はとくに興味深かった。

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2015/05/22
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※このレビューにはネタバレを含みます

まじめで好感の持てる書きぶり。ただし、タイトルからは色彩の心理に与える影響について書かれていることを期待したが、知覚の生理学的な解説が大半であった。心理学的な影響については暖色に関する解説、色の持つイメージのアンケート結果ぐらいしかない。 ・色覚体験は極めて主観的なもので、他人の色覚体験については分からない。こういうものが「あか」だと教わって育ってきた人が実際どういう体験をしているのかは分かるすべがない。色盲者で、かなり年がいってから自分が色盲であることに気づくケースも稀ならずある。 ・赤と緑を混ぜると黄色に見える(混色)。が、これはプリズムで分解できる。純粋な黄色はプリズムで分解できないが、われわれの目には混色も純色も区別ができない。混色は感覚的な現象で物理的な現象ではない。一種の錯覚。

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2012/07/26

色彩というのは、光が言葉(音)に変化する間に存在する「気配」の言語。 そのような解釈から、言葉を司る職業に携わるものとしてオーラソーマに惹かれました。光と音の間で、「いのち」の会話が成立する。そこではすべての存在は対等で、平等であることができるような気がしています。

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2011/06/24

色彩についての歴史や理論など、勉強になる部分は多かったけれど、専門的な内容なので色彩学の入門には向いていないかも。色彩について一通り学んだ後でじっくり読むともっと深く理解できる気がする。

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2011/04/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

[ 内容 ] 色彩の研究は、ニュートンの実験に始まり今日の色表示体系に至る流れと、ゲーテの観察に始まる、色の主観的な体験の現象学の流れとがあり、そこに両者に欠けた色覚の生理学の流れが加わっている。 さらに色には、感情や文化と結びつく複雑な側面もある。 この広範囲におよぶ色彩のさまざまな問題を、主要な人物の貢献を紹介しつつ解説する。 色彩への実用的知識が要求される現在、その課題にも応えてくれる格好な入門書となっている。 [ 目次 ] 第1章 ニュートンにおける光と色 第2章 ゲーテの『色彩論』と視覚の諸現象 第3章 化学者ドールトンと色覚異常研究 第4章 ヤング‐ヘルムホルツの三色説 第5章 ヘーリングの反対色説とその発展 第6章 一つの目に二種の視覚―フォン・クリースの二重視覚説 第7章 動物の色覚 第8章 光の強度と明るさの感覚―フェヒナーの法則とスティーヴンスの法則 第9章 色を立体で表わす―マンセルとオストワルト 第10章 色を数字で表わす―混色の法則とCIEの表色系 第11章 カッツと色の現象学 第12章 色は波長だけではきまらない 第13章 色の効果 第14章 色と感情 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

Posted byブクログ

2010/05/01

まだ途中ですが… 色彩学入門のために購入。けっこうおもしろい。 ですがやはりずぶのしろうとがつらつらと並んだ文字だけで色を理解しようとするのはなかなかしんどいものですね。 副読本として、もっとビジュアル豊富な色彩学の本でも買おうかと考え中です

Posted byブクログ