ケンペルと徳川綱吉 の商品レビュー
元禄時代の日本の貴重…
元禄時代の日本の貴重な記録者として有名なケンペルについて描いた本。
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ケンペルはノルトライン・ヴェストファーレン州のレムゴー(ここ、ヴェーザー=ルネサンスな街らしい。ググるとめっちゃカワイイ街並!)生まれ。 ペルシャへ行くのにモスクワ経由?って思ったけど、ストックホルムからだとそういうルートもアリなのね。 アジアの真珠・バタヴィアを経て、日本に着くのは本書の中程、第6章(通詞・今村英生に言及あり)、綱吉対面は第9章のみで、後半は晩年のケンペルについてばかりだから、タイトルに綱吉を入れるのはフェアじゃないと思うんだけど。 ちなみに、筆者はオーストラリアの外交官と結婚したドイツ人女性。
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牧野の外見について記されたものはやはりケンペルさんの著書関連が一番かと。 実年齢より老けて見える牧野を綱吉がからかった話や、牧野が直接ケンペルさんにチーズをもらった話があったのですが この本だったかは忘れました・・・・・
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[ 内容 ] ケンペルの名は、元禄時代の日本の貴重な記録者として有名であるが、彼の日本あるいは徳川綱吉への共感と好意は、彼が日本到着以前に、ドイツからスウェーデン、ロシア、中東、東南アジアを経巡ることによって生まれたともいえる。 本書は、ケンペルの人生を、来日以前の研究旅行の時期、将軍との出会いを頂点とする日本での諸見聞の時期、帰国後不遇の生活の中で著述を纒める時期と分けて、人間ケンペルの全貌を描くものである。 [ 目次 ] 人生の門出 大旅行への出発 飽くことを知らない知識欲 夢からさめる夢想家 1690年 日本 迫害される儒教 卓越した君主か、犬の将軍か 将軍に歌う 故国ドイツの医師として [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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オランダ商館の江戸参府に付き従ったドイツ人医師・ケンペルの伝記。西洋人から見た綱吉期の日本の情勢は、僕らが考えるそれとかなり異なっており、なかなか新鮮でした。将軍とのコミュニケーションという点では形式的な朝鮮通信使と比べてみると、興味深いものがありました。 しかし、一方でケンペル...
オランダ商館の江戸参府に付き従ったドイツ人医師・ケンペルの伝記。西洋人から見た綱吉期の日本の情勢は、僕らが考えるそれとかなり異なっており、なかなか新鮮でした。将軍とのコミュニケーションという点では形式的な朝鮮通信使と比べてみると、興味深いものがありました。 しかし、一方でケンペルという人がイマイチ信用出来なく、また、その記録も歪曲されているものが多く、情報の信頼性という点では少し弱いかなぁという感じがしました。
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