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グローバルな環境問題を考える の商品レビュー

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2014/03/03

 トラジティーオブコモンズ、『コモンズの悲劇* に関して簡単に説明をしている本は無いかと思い検索をしていた折、グローバル視点での環境を題材にしたこの本と出会いました。身近な環境問題は理解しやすく例題もすぐに挙げられる一方で、世界のことや共通資本に視点を移すことは難しいのが通例です...

 トラジティーオブコモンズ、『コモンズの悲劇* に関して簡単に説明をしている本は無いかと思い検索をしていた折、グローバル視点での環境を題材にしたこの本と出会いました。身近な環境問題は理解しやすく例題もすぐに挙げられる一方で、世界のことや共通資本に視点を移すことは難しいのが通例です。環境問題を考える上で忘れてはいけないのは一個人として、集団として、そして組織として環境に帰依する姿を多方面から捉える視点だと、生命環境の一学生として感じています。コモンズの悲劇以外にも多数の環境問題を世界という大枠から顧みることができる一冊です。著書は学会誌と議事録をとりまとめたような内容になっており、ディスカッション形式で進みつつ文化・政治・経済のセクションに分かれての問題提起をしてくれます。分野が目次の段階から区切られており、環境学と他の学問の接点を考えつつ読むことができる一冊だと思います。学会のディベート等を想像する上でも参考になるので、是非お手に取ってみてください。 (2013 ラーニング・アドバイザー/生命HAMAJIMA) ▼筑波大学附属図書館の所蔵情報はこちら http://www.tulips.tsukuba.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=360819&lang=ja&charset=utf8

Posted byブクログ