彼女はたぶん魔法を使う の商品レビュー

樋口有介【著】

　刑事をやめて雑誌ル…

[文庫ＯＦＦ]

　刑事をやめて雑誌ルポライター兼探偵業をこなす柚木草平（３８）。そんな彼の元にひとつの依頼が舞い込む。事故死と判断された事件の再調査というありきたりな内容の依頼ではあったが、調べが進むにつれ様々な要因が浮かび上がってくる。さまざまな人の思惑とともに・・・。 この柚木シリーズは別に銃撃戦があったり、マフィアに追っかけられたりするわけではなく、ただ黙々と調査しているだけなのですがその過程の会話文の軽快さ、憎い言い回しが物語を引き立てています。実際にこんな会話を交わしている人たちを見たら相当くさいと思いますが。

ジャンルはハードボイ…

[文庫ＯＦＦ]

ジャンルはハードボイルドですかね。洗濯は大切です。中年男に哀愁を感じます。

柚木草平シリーズ。主…

[文庫ＯＦＦ]

柚木草平シリーズ。主人公の柚木は、もと警察官で現在は探偵（雑誌に文章を載せたりもしている）。この物語は、事故死と処理されたある女性の死亡について調べて欲しいと依頼を受けたことから始まる。ハードボイルドを意識しているのか、主人公柚木のセリフはちょっとくさい。また、女性が、しかも魅力的な、たくさん出てくるところもハードボイルドかも。ストーリー自体は2時間ドラマにできそうな感じで、流れがよく結構すらすら読めてしまう。

柚木草平シリーズの第…

[文庫ＯＦＦ]

柚木草平シリーズの第一弾。元刑事で今は刑事事件のフリーライター兼私立探偵。女にめっぽう弱いけど憎めない探偵。今回も関係者の女性に振り回されながらも、交通事故で死んだ女性の事件を負う

2013/12/17

再読。柚木草平シリーズ第一弾。1990年の作品。
2006年に創元推理文庫から再販されているのが嬉しい。

シリーズ主人公の柚木草平は、元警官のフリーライターで、別居中の妻と娘がいて、警察キャリアの恋人がいるという設定。

女子大生ひき逃げ事件の真相を追う中で、何人か美女が登場するのだが、タイトルの魔法を使う彼女って誰なんだろうと思うくらい、タイトルと内容がリンクしていないのが残念。
女性に対して相当皮肉った、ふざけたような会話をするのもやりすぎな感じ。
内容は普通に面白い。