テレジンの小さな画家たち の商品レビュー
自由がなにもない恐ろしい場所で過ごさなければならなかった子どもたち。希望を失い老人のように歩く姿に心を痛め命懸けで絵を描くことを教えた大人がいた。希望に満ちた絵、絶望感溢れる絵、楽しかった昔を思い出せない絵…絵はインパクトがある。ここに紹介されている絵を見たら、その背景を知ること...
自由がなにもない恐ろしい場所で過ごさなければならなかった子どもたち。希望を失い老人のように歩く姿に心を痛め命懸けで絵を描くことを教えた大人がいた。希望に満ちた絵、絶望感溢れる絵、楽しかった昔を思い出せない絵…絵はインパクトがある。ここに紹介されている絵を見たら、その背景を知ることが出来たら戦争とはなんとおろかで残酷なものかを知ることが出来る。
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中学の時に図書室にあったのを何となく手に取ったのがきっかけで読み、夏休みの読書感想文にも使用した。 多感な時期に読んでおいて良かったと思う本。
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アウシュビッツの図書係を読んでから、ユダヤ人系の本を読み漁っているけど、読むたびに少しずつ少しずつ現実にあったものだと頭が理解していくのがわかる。この本も感想を簡単に言葉に表現できない、自分の中にしまっておこうとおもった。
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ア-リア系ドイツ人の血の純潔を叫び、ユダヤ人らの地位、財産のみならず人間の尊厳をも剥奪せんとするヒトラ-総統の「ユダヤ人絶滅計画」の犠牲となった子どもたちが、アウシュビッツ強制収容所への中継地点としてのテレジン(テレ-ジェンシュタット)収容所で、監視の眼を盗んで絵や詩を創作した...
ア-リア系ドイツ人の血の純潔を叫び、ユダヤ人らの地位、財産のみならず人間の尊厳をも剥奪せんとするヒトラ-総統の「ユダヤ人絶滅計画」の犠牲となった子どもたちが、アウシュビッツ強制収容所への中継地点としてのテレジン(テレ-ジェンシュタット)収容所で、監視の眼を盗んで絵や詩を創作した史実を、YA向きに語った胸えぐられるドキュメント。子どもの絵画教育に長年携わってきた女性画家フリ-ドル先生の「また、きっと家に帰れるからね」という言葉に励まされ、描き残された作品が語りかける悲惨な事実に呆然と立ちすくむ。
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チェコスロヴァキアからテレジン収容所へ移送され、東(アウシュヴィッツ)への死の旅に怯え過ごす少年少女たち。 7時から19時まで子供までが労働する天国(収容所)での生活が、わかりやすい文章と写真・絵で綴られています。 子どもたちが子供らしく一瞬でもいられるように、大人たちが教室設置...
チェコスロヴァキアからテレジン収容所へ移送され、東(アウシュヴィッツ)への死の旅に怯え過ごす少年少女たち。 7時から19時まで子供までが労働する天国(収容所)での生活が、わかりやすい文章と写真・絵で綴られています。 子どもたちが子供らしく一瞬でもいられるように、大人たちが教室設置の許可を得ます。 秘密で教育や絵画を教え、決して十分ではなくても笑顔や意欲が戻っているようです。 絵には作者である子どもが、いつ生まれいつアウシュヴィッツへ移送(=殺害)されたかが添えられています。 極限状態の子どもたちが描く絵にわがままなものはなく、ささやかな希望があり、時には現状に対する絶望が無意識に滲み出ています。 児童書ですが、年齢を問わない一冊。
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<図書館本> 「アウシュビッツの図書係」を読んで、子供たちがどの様な絵を描いていたのか知りたくて、読んでみました。絵には、指導したユダヤ人の先生の指導で一人ひとりの名前が書いてあり、誰が描いたのかが分かるようになっていました。絵だけではなく、テレジン収容所についての説明もあります...
<図書館本> 「アウシュビッツの図書係」を読んで、子供たちがどの様な絵を描いていたのか知りたくて、読んでみました。絵には、指導したユダヤ人の先生の指導で一人ひとりの名前が書いてあり、誰が描いたのかが分かるようになっていました。絵だけではなく、テレジン収容所についての説明もあります。ルビが振ってあるので、子供でも読める内容になっています。本書に載っている絵の写真は、埼玉県の平和資料館で現在でも観ることができるようです。
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