街道をゆく(30) の商品レビュー
アイルランド編。とは…
アイルランド編。とはいえ、実際にアイルランドに入るのはこの号の終わり頃。
文庫OFF
世界のどこに行っても司馬遼節炸裂、蘊蓄、脱線のオンパレード。 でも紀行ものってこれで良いと思う。旅、ましてや異国の地では色んな事を感じ、考える。そういう意味で司馬遼の本領はこのジャンルでこそ発揮されるという気がします。 しかし宗教ってもんは何というか厄介な怪物ですなぁ、昔も今も。
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【内容】 アイルランドを種にしてあれこれ考える。 撒きちらされる知識。 【類別】 随筆、紀行。 【着目】 要素においてアイルランドも紀行も少ないので注意してください。 あくまでも軸足は日本に置いてあります。 【構成等】 文体についてはとても読みやすく、構成では話が飛びがちな...
【内容】 アイルランドを種にしてあれこれ考える。 撒きちらされる知識。 【類別】 随筆、紀行。 【着目】 要素においてアイルランドも紀行も少ないので注意してください。 あくまでも軸足は日本に置いてあります。 【構成等】 文体についてはとても読みやすく、構成では話が飛びがちなので読みづらく感じました。 本書の末にてようやくその地を踏み、アイルランドの話題が増します。導入として、先に重要な関連性のある英国や米国から触れているのでしょう。 【備考】 以前に希望聴取され贈られていたものを繙読しました。 本書は上巻に該当します。下巻のレビューは下記。 http://booklog.jp/users/70x20/archives/1/4022640022
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2巻続きのアイルランド1巻目。イギリス本土(ブリテン島)の西に浮かぶ島国。著者はイギリス経由で向かうが、本の2/3ほどはイギリスに留る。支配被支配の歴史、プロテスタント(英)とカトリック(愛)など複雑な両国の関係を語るためである。
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アイルランド人を評する言葉で、「ざっかけない」という表現を初めて知った。 司馬遼太郎がアイルランドを旅行したのは1980年代の終わりであり、「ケルティック・タイガー」と呼ばれる奇跡の経済活況でアイルランドが豊かに生まれ変わる20年前のことなので、現在とは事情が異なる部分が色々あ...
アイルランド人を評する言葉で、「ざっかけない」という表現を初めて知った。 司馬遼太郎がアイルランドを旅行したのは1980年代の終わりであり、「ケルティック・タイガー」と呼ばれる奇跡の経済活況でアイルランドが豊かに生まれ変わる20年前のことなので、現在とは事情が異なる部分が色々ある。 が、イギリスと浅からぬ因縁を持つ歴史をしょったアイルランドという国の概観を、この本と続巻を読むことで得ることができるだろう。 さて、今はもうレプラコーンは見かけないだろうなあ。
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【19/150】司馬さんの小説は大好きなのだが、紀行ものはどっちかというと苦手。苦手というより司馬さんの頭についていくのが大変(あたりまえか)。なにせ、いろんなことが出てくる。余談も多い。しかし不思議なのは、読み終わるとアイルランドが深くとらえることができる(気がする・・・)。続...
【19/150】司馬さんの小説は大好きなのだが、紀行ものはどっちかというと苦手。苦手というより司馬さんの頭についていくのが大変(あたりまえか)。なにせ、いろんなことが出てくる。余談も多い。しかし不思議なのは、読み終わるとアイルランドが深くとらえることができる(気がする・・・)。続けて第二弾を読もう!
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日本人にとってアイリッシュウィスキー、ビートルズ、移民ぐらいしかなじみが無い、遠い北の島国アイルランドへ旅する紀行文。歴史の中で英国による「支配と差別」という悲哀と辛酸をなめ続け今なおテロ紛争が続き、民族的しこりが残る、素朴で陽気で頑固なカトリック系ケルト民族の国を相変わらずの博...
日本人にとってアイリッシュウィスキー、ビートルズ、移民ぐらいしかなじみが無い、遠い北の島国アイルランドへ旅する紀行文。歴史の中で英国による「支配と差別」という悲哀と辛酸をなめ続け今なおテロ紛争が続き、民族的しこりが残る、素朴で陽気で頑固なカトリック系ケルト民族の国を相変わらずの博識ぶりで紹介してくれる。「愛蘭土紀行」は二冊続きのせいか、アイルランドにたどり着くまでが長いし、話があちこち飛んでいる(笑)まずケルト民族、ロンドンの街、カトリック、新教英国国教会の概要、イギリス史などなどの多彩な前知識が日本からロンドン、そして列車でリヴァプールそこから飛行機でようやくダブリンへの行程で語られる。ヨーロッパは北欧を除いて大抵旅してまわったが、唯一の例外がこの「愛蘭土」いつか今なお色濃く残るケルトや妖精の文化を持つ国へこの本と共に行ってみたいものだ。
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ウイスキー好き、ギネス好きの私にとっては貴重な一冊。 イングランドとアイルランドの関係を私はこの本で知りました。
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司馬さんの独特の世界観とともに繰り広げられるアイルランドの旅。上巻に当たるこの本では実はアイルランドに入る前のイギリスの話が多かったりする。日本ではあまり語られることのない「負のイギリス」に視点をあてているところはさすがは司馬遼太郎。
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