恐怖の総和(上) の商品レビュー
新大統領の密命を受け…
新大統領の密命を受け、中東和平実現の奇策を胸に世界を飛び回るジャック・ライアン。が、砂漠の片隅では、20年前の不発核弾頭を入手したテロリストにより史上類のない核テロが仕掛けられつつあった。
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2022/7/17読了(再読) それまでのジャック・ライアン・シリーズで起きた事件は、真相が表沙汰にならないように処理された、というパターンだったが、本作では、デンヴァーでの核テロで米ソが核戦争の瀬戸際まで行く事件が描かれ、作中世界と現実世界は明らかに解離して、以降の作風も変わっていく。しかし、その後の現実世界での歴史流れを変える事件(ソ連崩壊、9.11同時多発テロ etc.)を摺り合せるものだから、設定に妙な混乱や矛盾が生じる様にもなった気がする。『米露回戦』でシリーズを読み続ける気がしなくなり、展開が気にくわなくなって以降の作品(『デッド・オア・アライヴ』~)を《ブックオフ》に売り払った。嗚呼、此処で止めておいてくれれば、良かったのに……。
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内容 : 恐怖の総和(The Sum of All Fears, 1991) 歴史的な中東和平に反発するテロリストがアメリカで核テロを実行。 疑惑が疑惑を呼びソ連と全面戦争の危機に。 邦題『トータル・フィアーズ』で2002年に映画化。 著者 : トーマス・レオ・クランシー...
内容 : 恐怖の総和(The Sum of All Fears, 1991) 歴史的な中東和平に反発するテロリストがアメリカで核テロを実行。 疑惑が疑惑を呼びソ連と全面戦争の危機に。 邦題『トータル・フィアーズ』で2002年に映画化。 著者 : トーマス・レオ・クランシー・ジュニア(Thomas Leo Clancy, Jr., 1947年4月12日 - 2013年10月1日)は、アメリカの小説家。 軍事や諜報活動を扱うテクノスリラー小説を数多く執筆し、また自身の名を冠したテレビゲームの監修も務めた。
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ジャックライアンがダーリング大統領の前の大統領の下で活躍するストーリー。 「日米開戦」、「合衆国崩壊」の間を埋めるあたりのストーリーといえる。 核テロリズムと中東和平の問題を取り扱っているあたりは現代でも十分身につまされる問題で、トムクランシーの筆致によりそれがあぶりだされていく...
ジャックライアンがダーリング大統領の前の大統領の下で活躍するストーリー。 「日米開戦」、「合衆国崩壊」の間を埋めるあたりのストーリーといえる。 核テロリズムと中東和平の問題を取り扱っているあたりは現代でも十分身につまされる問題で、トムクランシーの筆致によりそれがあぶりだされていくあたりは、まさに現実と小説が交錯しながら手に汗をにぎって読むといったところ。 「レッドオクトーバーを追え」、「愛国者のゲーム」、「いまそこにある危機」と順番に読んでから読むとライアンの成長ぶりもよくわかり非常に楽しめると思う
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映画から、先に見て原作を読むより原作を読んだ後に映画を見た方が、よりいっそう楽しめるかも・・と感じました。 映画とは、かな〜り細かな所が違うのですが、文章のストーリーごとに映画でのシーンが蘇り、とってもよかった。 この本かなりおもしろいです。 でも、映画でのモーガン・フリーマ...
映画から、先に見て原作を読むより原作を読んだ後に映画を見た方が、よりいっそう楽しめるかも・・と感じました。 映画とは、かな〜り細かな所が違うのですが、文章のストーリーごとに映画でのシーンが蘇り、とってもよかった。 この本かなりおもしろいです。 でも、映画でのモーガン・フリーマンが 原作では、無能なのには悲しかった(笑)
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