柳生刑部秘剣行 の商品レビュー
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”D”の作者とは気が付かずに読み始めた。菊地氏の作品は初読。 柳生刑部なんて初耳。いったいこれは誰だ、ということですが、 ...刑部の素性は最後まで分からないまま、第一部は驚きの連続。これは風太郎ばりの魔界モノか? それにしては文章がカチカチで、イメージが膨らまないぞ! 形部って誰よ? その秘密ってなによ? なにも明かすことができずに、剣を揮おうとするから、それも思い切り、切れ味に力を入れるので、瞬間と瞬間の間のつなぎが無くて剣山の上を歩いているようでした。 ま、固かったんだね。 とこらが第二部では、すでに秘密もメンバーも明かされてしまい、制限が無くなったためか、筆が自由自在に動き始める。 いや、面白いじゃないですか、柳生と小野の対決なんて。男ならではの弱みもネタになって、これはいけるぞ。 第三部もこの調子でズンズン行くのか?と思いきや、第一部、第二部で判明した謎を蒸し返されて、やや「?」マーク。 いやいや、翻弄されてしまいました。 まるでジェットコースターに乗っているような楽しい時間でした。
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