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田辺聖子の今昔物語 の商品レビュー

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11件のお客様レビュー

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「今昔」は「源氏」ほ…

「今昔」は「源氏」ほど教養が必要とされる文学ではないし、「日記文学」のように私見を語ったエッセイでもありません。むしろ「千夜一夜物語」に近いものがあります。民衆の生活の音が聞こえてきそうなほど、リアル。とりあえず骨組みを知りたい、と言う人にはこの本がおススメです。

文庫OFF

田辺聖子さんが今昔物…

田辺聖子さんが今昔物語集の中から面白いと思うものを選んで現代語訳された本。これなら、古典が苦手と言う人も気軽に読めますよ。

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2020/02/18

今は昔しで始まる今昔物語。約30の短いが不思議な優しいお話しだった。平安時代も、まだ、初めの頃の話しが多く。鬼が出てきたり、姫様を拉致して連れ去る人間が現れたり、やはり恋の話しが面白い。治安がことのほか悪いのもわかった。読んでいくうちに芥川の世界と重なっていくのもおもしろい。とて...

今は昔しで始まる今昔物語。約30の短いが不思議な優しいお話しだった。平安時代も、まだ、初めの頃の話しが多く。鬼が出てきたり、姫様を拉致して連れ去る人間が現れたり、やはり恋の話しが面白い。治安がことのほか悪いのもわかった。読んでいくうちに芥川の世界と重なっていくのもおもしろい。とても読みやすく、数が多いので1つ1つの印象は弱いが入門書としては最適なのかなと思う。語りが優しいのは、作者の人柄だろうか。少し説教臭いのは宗教色があるのかもと感じた。

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2019/10/05

103ページまで読んだところ。成立時期は1120年代~1449年頃というが、今も昔も人の世は変わらない。各編は文庫本で7ページくらいの短編で、昔物語風に書いてある。男女の愛欲、生霊、盗賊を描いたものが多いのも、昨今と変わらないような感じ。

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2019/05/19

今昔物語は汲めども尽きない面白さがあって、色んな作家のを読みます。作家の方も惹かれる素材のようで、芥川、谷崎も書いていますし、杉本苑子もずいぶん書いています。谷崎が書いた時平の話は、もっとドラマチックですし、芥川の瓜の話は描写が目に焼きつくほどでした。田辺さんのは、彼女がネアカな...

今昔物語は汲めども尽きない面白さがあって、色んな作家のを読みます。作家の方も惹かれる素材のようで、芥川、谷崎も書いていますし、杉本苑子もずいぶん書いています。谷崎が書いた時平の話は、もっとドラマチックですし、芥川の瓜の話は描写が目に焼きつくほどでした。田辺さんのは、彼女がネアカな性分のせいでしょうか、おかしみをさらっと書いた入門編のような味わいです。

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2018/03/04

田辺聖子 「 今昔物語 」 軽妙なエロ話で読み手を引き込みながら、仏教的なテーマを盛り込んでいる。短編なので飽きない。因果応報の皮肉さ、会う者は必ず別れる哀しさ、普遍的な面白さを感じる。最後のストーリーテラーの終わらせ方も上手い。岡田嘉夫 の女性の表紙挿絵も見事 「葦刈」人の世...

田辺聖子 「 今昔物語 」 軽妙なエロ話で読み手を引き込みながら、仏教的なテーマを盛り込んでいる。短編なので飽きない。因果応報の皮肉さ、会う者は必ず別れる哀しさ、普遍的な面白さを感じる。最後のストーリーテラーの終わらせ方も上手い。岡田嘉夫 の女性の表紙挿絵も見事 「葦刈」人の世には人の力で及ばぬ運命というものがある。でもそれに敗けてうちひしがれ、心のうるおいを忘れてしまうのは 人間らしくありません 「赤子を食う鬼」鬼は 世間の心ない悪口のこと〜鬼は 人の世なら どこでもいる〜性根を据えて決心すれば、鬼に食われることはない

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2012/05/20

古典読みたいと思っていたのだけど、原文は無理だしと思っていたら。しかも田辺聖子! 楽しかった。葦苅が1番好きだな、ロマンチック。 全体的にもう少し上品な方がよかった。

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2011/10/11

短編です。 今の私にはまだ消化不良な話がいくつか残ってます。 これは、再読しないと! ただ、オチが同じようなものが多かったですね。

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2010/03/04

まあ、力があります。語り継がれた「物語」は。 意外性のオンパレードだし。 はじめの風景描写は趣深いし。 語り口調なのもいいし。 時折よみかえしたくなるような本。 鬼だの神だのと、超常現象に惹かれるのは、今のファンタジーブームと何ら変わりないのかも。

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2009/10/04

古典というととっつきにくいとこらがあるけど、この本は別!現代語訳なので読みやすい。学校の古典の授業に使ってくれたら、授業が好きになってたのになぁ。

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