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青少年のための自殺学入門 の商品レビュー

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いわゆる自殺マニュア…

いわゆる自殺マニュアルである。色々と書いてある。

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自殺マニュアルではあ…

自殺マニュアルではありません。どこか郷愁の匂いがする寺山修司のエッセイ集です。

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薄いですが、内容は凝…

薄いですが、内容は凝縮されています。懐かしく、それでいて新しい世界観に耽ることが出来ました。

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 こういう本って何の…

 こういう本って何の為に出ているんだろう??この本を読んで本当に自殺する人が出たら 作者は責任とれるの。自殺したい人に自殺の方法を教えるのがどれだけ危険な行為か理解して欲しい 

文庫OFF

2022/07/06

自殺学入門。 大胆な見出しでいかにも寺山修司らしいが、タイトルに釣られて「自殺を肯定するな」だの、「自殺を美化するな」といったレビューが幾つも見受けられて辟易。 個人的にだが、解説の柳美里さんの言葉がまさしくその通りだろうと思う。 「この本から誰かがマニュアルを取り出して自殺を...

自殺学入門。 大胆な見出しでいかにも寺山修司らしいが、タイトルに釣られて「自殺を肯定するな」だの、「自殺を美化するな」といったレビューが幾つも見受けられて辟易。 個人的にだが、解説の柳美里さんの言葉がまさしくその通りだろうと思う。 「この本から誰かがマニュアルを取り出して自殺を試みたとしても、その人は決して成功しない」 つまるところこの本は自殺学の入門書と銘打ってはいるが、寺山修司本人が書いている通り「死ぬ自由くらいは自分で創造しよう」という、寺山流の理想の死に方や、友人知人、映画や小説で死に触れた時の触感を伝えるものであって、自殺を肯定も否定もしていない。 自殺を美化しているというレビューは的を射てはいると思う。 レビュー筆者は元自殺願望者で自殺はこんな美しいものではない云々と言っていたが、一体何を求めてこの本を読んだのだ? 首吊りにしろ飛び降りにしろ周囲を汚して他人に迷惑をかけるからやめろとでも言って欲しかったのだろうか。 自殺を考える人は、考えない人と同じように、千差万別だ。 死ぬな!と言ってくれたら救われる人もいれば、その言葉が反対に重荷になり余計死にたくなる人もいる。 かくいう私は後者である。 自殺は誉められたものではない。そんなことは言われなくてもわかっている。 だから死ぬなよ、生きろよ、と言われれば言われるほど、なんて無責任なんだろうと思ってしまう。 そう言うお前は「私」に生きていて欲しいのではなく、自分が死に触れたくないからそういうのだろう。自分のいないところなら私がどうなろうとどうでもいいのだろう。だったら無視してこの場をさり無関心を貫けばいい。私は勝手に1人で死ぬよ。 そう思ってしまうのである。 ならばなぜ私が死んでいないかと言えば、死にたい私を否定せずに受け入れてくれた文学、音楽があるからだ。 この本を始め、ここでは名前を出さない某アーティスト様、死ぬことを許してくれてありがとうございます。 いつ死んでもあなたたちに許してもらえると思えるからこそ、私はもう少し頑張って生きていこうと思えます。 自殺というものを否定しなかっただけで発売禁止にすべき、自殺問題を軽んじていると拳を振り上げる皆々様。 あなたたちは私にとっては殺人犯です。 あなたたちがその作品を取り上げたことで、死に向かう人は必ず居ます。 死ぬと言うことを恐れずに、早めに触れさせてしまった方がいいと思いますよ。 やるなと言われたらやりたくなるのが、人の心理というものですから。

Posted byブクログ