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アムリタ(下) の商品レビュー

4.3

7件のお客様レビュー

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2013/12/08

吉本さんの物語を始めて読んだ。 ちょっとふしぎな世界を等身大で受け止めれる姿勢が素敵。 言葉遣いや言い回し、うまく説明できないけど好き 自分の世界を生きてる人。自分の世界観を生きようとしている人だからこその感覚だと思う。 説明とか証拠とかより目の前にそれがあるんだからって感覚...

吉本さんの物語を始めて読んだ。 ちょっとふしぎな世界を等身大で受け止めれる姿勢が素敵。 言葉遣いや言い回し、うまく説明できないけど好き 自分の世界を生きてる人。自分の世界観を生きようとしている人だからこその感覚だと思う。 説明とか証拠とかより目の前にそれがあるんだからって感覚を僕も持っていたいと思った。

Posted byブクログ

2013/02/27

主人公がサイパンに行って以降の話。感性のつよい弟の知り合いから、きしめんとメスマも登場。超能力とかある人がそんなそんないるだろうか、とも思うのだけれども、吉本ばななというのは普通な感じでそれを読ませてしまうのですごい。弟が父親に会いに行く場面がとてもいい。

Posted byブクログ

2011/09/20

不思議な能力を持つ人がたくさん登場したけど、 まあ、とりあえず朔美からまよいがなくなって良かったかな。 物語とは別に、私が探していた言葉がたくさん見つかってびっくりした。 ある意味今の私の生活とリンクしていた。

Posted byブクログ

2011/02/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

この話しはひとことでいうと突拍子もない話のように感じられ、 読み進めていくともしかしたら誰もが似たような思いをして 生きているのではないかと感じられるそんな話しだった。 とある家族 ― といっても、母親の由紀子と母親の友達の純子と 遡美(主人公)とその異父兄弟の由男 という家庭が元になっている。 父親は遡美の妹であった真由が産まれた直後に死んでしまった。 そして母親が再婚し由男が産まれたのだ。 その妹の真由は芸能界でデビューしたものの疲れ果てて 薬物や酒におぼれるようになりその人生をリタイヤしてしまった。 純子さんは夫と離婚し子供も夫側に引き取られ なぜか一緒に生活することになった人。 弟の由男はある日突然チャネリング能力に目覚めて 普通の小学生として生活が出来なくなってしまう。 主人公の遡美は順調ではないにしろいろんな出来事を積み上げて 生きてきたが数年前に階段から落ちて一時的記憶喪失になり、 その後も戻らない記憶がところどころある。 その遡美の現恋人の竜一郎は以前は妹の真由の恋人だった。 ある意味普通の遍歴でない家族のそれぞれが解り合ったり 解り合えなかったりしながらそれぞれの場所に行き着く。 それはこの本のストーリー通りに捉えれば奇異な境遇の話しだが、 じつはこの世の中の人たちの日常とさほど変わり無いと思うのだ。 たとえ起きてきた事柄が奇異なものでなくても 同じようなことを人間は繰り返していると思う。 この小説を読んで、その点を強く感じた。 弟の由男を通じて、彼は突然いろいろな霊の姿や話しが感じられるようになるのだが小学生という早い段階の覚醒で本人は混乱し 普通の生活が出来なくなって精神が勢いをなくしていく。 かつて妹の真由が入った世界(芸能界)に順応できず 薬や酒に溺れて悲しい最期になってしまったような そんな危機感を漂わせはじめる。 以前、その真由の恋人であった竜一郎は真由のことも近いポジションから見ていたので姉の遡美とつきあうようになっても 心に共通項をもっていて由男のこともどうするのがいいのか 真剣に考えてくれる仲間にもなっていたのだった。 そしてそのことをキッカケに… というのか自然に霊、超能力、UFOなど (ちなみにどうでもいいですが、 私の見解としては超常現象はどれもが単独のものではなくて 関りを持っていると思っているが…) の方面での出会いもあり自然ということの一部としてそのことを受け容れ由男の力になろうとする。 ありきたりの日常に超常現象的な話しが出てくると 異質なようだが、たとえそれが超常現象でなくても 生きていくうえでの様々な問題が提示され、 それを解決していく過程はどちらも似ていると思う。 このアムリタという話は日常とかけ離れすぎていて 突飛で共感できないような気がするが、 そうではなく人生に起きる問題点というものへ挑む人間の エネルギーを感じさせてくれる話だと思う。 ※アムリタ=インドの神話に出てくる不死を得られる飲料の名前

Posted byブクログ

2013/02/04

久々の再読。 ばなな作品の中でも特に好きな作品。 主人公の朔美は今のところの全作品の中で、いちばん好きなくらい。

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2009/11/14

あぁ、もう これが大団円ってやつか。 すごくやさしいきもち あたたかい、何か。 水をごくごく飲み続けて、 人生を、楽しんでやるんだ。 大切な人たちと一緒に。

Posted byブクログ

2009/10/04

よしもとばなならしい、幻想的なオカルトを混ぜつつ、人の生死を書いたお話。読み終わるとそこにいるみんなが好きになるような気持ちになる。おすすめ! 何故か上を紛失(涙)

Posted byブクログ