サイレント・マイノリティ の商品レビュー
週刊誌での連載をまとめたものかな? 政治とかを説教くさくなく小気味よく語るから好き。文章は若干まわりくどいけども。
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塩野七海さんのエッセイ。 少数派であることに誇りを持たなくてはならない。 堂々とそれでいて慎重に丁寧に生き抜くしたたかさを身に付けよう。 てんこ盛りで質感溢れるエッセイです。
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平田選。 みずからの置かれた状況を冷静に把握し、果たすべき役割を完璧に遂行する。しかも皮相で浅薄な価値観に捉われることなく、すべてを醒めた眼で、相対的に見ることができる人間―。それが行動的ペシミスト。「声なき少数派」である彼らの代表として、大声でまかりとおっている「多数派」の「...
平田選。 みずからの置かれた状況を冷静に把握し、果たすべき役割を完璧に遂行する。しかも皮相で浅薄な価値観に捉われることなく、すべてを醒めた眼で、相対的に見ることができる人間―。それが行動的ペシミスト。「声なき少数派」である彼らの代表として、大声でまかりとおっている「多数派」の「正義」を排し、その真髄と美学を、イタリア・フィレンツェで綴ったメッセージが本書である。 行動的ペシミストになれたのだろうか…なれるのだろうか。
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歴史、政治、思想、エッセイなど「少数派」というキーワードで繋がる読み物。 所々、塩野七生のアクの強さが気になるが、その膨大な雑学量に圧倒されること間違いなし。 旅行の時は必ず持っていく一冊である。
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この本で初めてマイノリティって言葉を知りました。そんな状態なので読み終えてどう消化しようかと考えると私の手には余ってるのが正直なところなんですが、それでもおもしろい。文章での見せ方がうまいんですよ。プロのお仕事に触れた気分になれる読後感のいい1冊です。
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愛して止まない塩野七生氏の本。エッセイとしては何冊目になるだろう?? 最近は専らローマ人の物語、それに文芸誌の短いエッセイの連載をしているのを時たま、思い出した頃に書店で見かける程度で、すこし寂しい。 この本の語り口は非常に丁寧だけれどそれは「誰にでもわかるように書いた」丁寧さで...
愛して止まない塩野七生氏の本。エッセイとしては何冊目になるだろう?? 最近は専らローマ人の物語、それに文芸誌の短いエッセイの連載をしているのを時たま、思い出した頃に書店で見かける程度で、すこし寂しい。 この本の語り口は非常に丁寧だけれどそれは「誰にでもわかるように書いた」丁寧さではなく、それが『男たちへ』などと違い『ローマ人の物語』とも違う雰囲気を作っていて、これが彼女と移動年代の世代に向けて発信した当時の彼女の身丈のままの文章なんだろうなとおもう。 45歳の半分にも届いていない私の受ける印象は本来彼女の意図して書いた意思の何分の一なのだろう。 繰り返し繰り返し読み返したい一冊です。胸に響くくだりが多くて☆+1。
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塩野七生氏の大好きなエッセイ。氏の年代の人たちについて焦点を当てて書いてあるものもあるが、実は私たちの世代にもとても共通するところがあるんじゃないかと思ってる。忘れた頃に読み直すと背中がしゃんとする一冊。
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