資本主義のハビトゥス の商品レビュー
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ある文化の中でどのように労働観が確立し、人々が働いていたのか。安易に政治経済学的な、現代的な?労働観では捉えられないよえな対象地域の労働のありよう、なりたち、世界観。だからこそそこに「先進国」的な発想による「豊かさ」に適応しようとするときに歪みや矛盾が生じ得る可能性があることを指摘している。また階層によってその変化がどのように異なる化学反応を起こしうるのかについても。 貨幣経済化前の計測、計量の話は渡辺京二の『逝きし世の面影』で書かれたかつての日本の風景を連想。重なるところがいくつかあるのだろうか。
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