「大安般守意経」入門 の商品レビュー
間もなく読了するのだが、最初から最後までこんな調子である。文章や解釈に牽強付会の臭いがある。わかりやす過ぎて胡散臭い坊さんの説教みたいな印象がある。あるいは美輪明宏のような……。逆説的ではあるが、それゆえに新たな発見もまた多かった。 https://sessendo.hatena...
間もなく読了するのだが、最初から最後までこんな調子である。文章や解釈に牽強付会の臭いがある。わかりやす過ぎて胡散臭い坊さんの説教みたいな印象がある。あるいは美輪明宏のような……。逆説的ではあるが、それゆえに新たな発見もまた多かった。 https://sessendo.hatenablog.jp/entry/2024/06/07/212522
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本書は「大安般守意経」の漢文と和訳文と解説からなる。気になった点がある。「数息」呼吸の仕方が、これまでの私の認識と180度異なる。40ページに「入息は短く出息は長く」、「息がかすかで短くなるのがよい」、「微息は善」、と書いてある。今まで読んだ本では、長くてゆっくりした呼吸を勧めて...
本書は「大安般守意経」の漢文と和訳文と解説からなる。気になった点がある。「数息」呼吸の仕方が、これまでの私の認識と180度異なる。40ページに「入息は短く出息は長く」、「息がかすかで短くなるのがよい」、「微息は善」、と書いてある。今まで読んだ本では、長くてゆっくりした呼吸を勧めていたと記憶する。「短い息」「微かな息」を勧めているのは驚きだった。この本を読んで、村木弘昌氏の「釈尊の呼吸法」の記載に少し疑問を感じた。本書の和訳文は参考になったが、解説は現実離れを感じた。
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