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名文 の商品レビュー

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4件のお客様レビュー

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「名文とは何か」から…

「名文とは何か」から始まり、著者が名文だと感じた文章を挙げ解釈を試みている。私は、この本を読んでから意識的に小説を読むように心掛けている。

文庫OFF

同じことを伝えるにも…

同じことを伝えるにも、書き方によって随分と変わってくるもの。「名文」とは何か、考えさせられました。

文庫OFF

2022/05/27

日本の小説を題材にとり、それらの「名文」であるゆえんを解き明かそうとしている本です。 本書は二部構成となっており、第一部では「名文」という概念をめぐって、これまでに提出されてきたさまざまな考えかたを紹介されています。同時に、「名文」がそうした概念的に規定しようとする試みによって...

日本の小説を題材にとり、それらの「名文」であるゆえんを解き明かそうとしている本です。 本書は二部構成となっており、第一部では「名文」という概念をめぐって、これまでに提出されてきたさまざまな考えかたを紹介されています。同時に、「名文」がそうした概念的に規定しようとする試みによってとらえきれないものであることが、具体的な検討を通じて明らかになっていきます。 第二部が本書の中心で、五十人の作家たちの文章の一節が引用され、それらについて著者が解説をおこなっています。すべてに通じるような「名文」の概念を規定するのではなく、個別の文章におうじた観点からの検討がなされており、著者にみちびかれて作品を味読するたのしみを知ることができます。

Posted byブクログ

2018/10/14

主に明治以降の文豪クラスの代表的文例を引いてきて詳細に分析してみせる。中村自身の華麗な語彙のほうが気になるな。

Posted byブクログ