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猛獣もし戦わば の商品レビュー

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2024/06/05
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※このレビューにはネタバレを含みます

強者への憧れ。 強いもの同士が戦ったら、どれが一番強いのか。 幼いころから時に頭の中を占めていた妄想。 仮面ライダーやウルトラマンなどのヒーロー(正義の味方)の中では・・・? 違うマンガの圧倒的に強い主人公(生身の人間)がタイマンやスポーツで勝負をしたら・・・? 違う種類の動物(猛獣)が1対1で対決したとしたら・・・? そんな子ども時代の心地よい妄想を胸に秘め、照れながら本屋のレジに本作を差し出したのは20歳代半ば。 本作の内容より、購入したときのあたふたした自分の心理の方が記憶に残っている。 本作は1970年に書かれたものを基本として1993年に文庫化されたもの。 それから更に30年以上が経ちネットワークが発達した現代では、ライオンやトラを、カバやバッファローが逆襲している様子をYouTubeなどで目にすることもできるようになった。 1970年からは50年以上も経過しているため、個々の動物の「種」全般についての能力や生態についての定説は更新されていると思う。 ただ、事実と思われる取材だけをピックアップして載せている小原秀雄さんの姿勢と、「何が強い?」子どもの頃のワクワク感を彷彿させてくれた数時間は心地よかった。

Posted byブクログ