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冤罪はこうして作られる の商品レビュー

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5件のお客様レビュー

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 ありえないっていう…

 ありえないっていうか コレを読んで唖然としてしまいました。建前や権力を前にして 人間というものはこうも弱いものなんでしょうか。弱いから更に弱いものを犠牲にしてそうやってしか生きれないとしたら 人間なんて淋しいイキモノだなって思いますね

文庫OFF

2025/01/17

初ジャンルの本だったが法学初心者にもとても読みやすい内容だった。正直他人事だと思っていた冤罪が身近にあり、冤罪の捉え方が180°変わった作品だった。

Posted byブクログ

2019/12/18

不当逮捕して冤罪を作るには、まず市民をモノ扱いしなければならない。相手から人間らしさを奪う。狙った市民を人間から、ただのモノに変える。冤罪事件で警察官が異様なことをしでかす例は幾つも目にしている。冤罪被害者が、どのような扱いを受けるのか、その想像は容易く、まったく楽しいものではな...

不当逮捕して冤罪を作るには、まず市民をモノ扱いしなければならない。相手から人間らしさを奪う。狙った市民を人間から、ただのモノに変える。冤罪事件で警察官が異様なことをしでかす例は幾つも目にしている。冤罪被害者が、どのような扱いを受けるのか、その想像は容易く、まったく楽しいものではなかった。心身共に差別され傷つけられる。不当逮捕は悪趣味かつモラルに欠ける。 不当逮捕に対して「なんと酷いこと」との感想が寄せられる。私は同意するばかりであった。心に突き刺さる。不当逮捕だけでも大問題なのに、それを誤魔化そうと姑息な策まで講じている。同じような酷いことが現在も繰り返されているのだろう。 市民がさらされている脅威が描き出されるのを見て、心を痛めずにはいられない。冤罪の犠牲者を痛み、警察権力の虚しさに涙を流す。警察国家は危険な道である。しかも、先は袋小路である。汚名で終わるか、もっと汚名で終わるかの違いだけである。 不当逮捕を憎む情熱は本物である。変化をもたらしたい、より良い社会にしたいと考えている。市民は良くないことよりも良いことを望む。不当逮捕は良くないことである。事実を明らかにすることは癒しにつながる。無知や無関心は悪と今更ながら感じる。

Posted byブクログ

2010/11/21

[ 内容 ] 無実の者が、ある日突然に「犯人」にされる。 警察はなぜ「犯人」を作り出すのか。 裁判官はなぜウソを見抜けないのか。 今も冤罪を生み続けている日本の刑事司法の構造的欠陥をえぐる。 [ 目次 ] ●他人の悲劇ではない ●なぜ虚偽自白をするのか ●アリバイを握りつぶす ...

[ 内容 ] 無実の者が、ある日突然に「犯人」にされる。 警察はなぜ「犯人」を作り出すのか。 裁判官はなぜウソを見抜けないのか。 今も冤罪を生み続けている日本の刑事司法の構造的欠陥をえぐる。 [ 目次 ] ●他人の悲劇ではない ●なぜ虚偽自白をするのか ●アリバイを握りつぶす ●代用監獄で何がおこなわれるのか ●見込み捜査の危険性 ●警察スパイの違法性 ●鑑定を無条件に信頼 ●棒読み自白の録音テープ ●都合の悪い証拠は無視 ●裁判官はなぜ誤るのか ●誤判の蔭に誤鑑定あり ●冤罪を防ぐために [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

Posted byブクログ

2009/10/04

出版されてから時間はたっているが、今読んでも参考になる。 つまり、冤罪に関しての問題点は昔から何も解決していないということだろう。 戦後の刑事司法で起こった冤罪の具体例、その背景や原因、考えられる解決策などが詳しく記されている。 新書ではあるが読み応えがある。 真面目すぎて面白...

出版されてから時間はたっているが、今読んでも参考になる。 つまり、冤罪に関しての問題点は昔から何も解決していないということだろう。 戦後の刑事司法で起こった冤罪の具体例、その背景や原因、考えられる解決策などが詳しく記されている。 新書ではあるが読み応えがある。 真面目すぎて面白みに欠ける気もするが、冤罪について知るには好著の一つだと思う。

Posted byブクログ