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京ことば玉手箱 の商品レビュー

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2014/08/06

読書録「京ことば玉手箱」3 著者 加納進 絵  越水利江子 出版 ユニプラン P95より引用 “千年の長きにわたり、日本の政治・経済・ 文化の中心都市であった京都では、他のいか なる土地よりも、そこに住むものにより多く の洗練と試練をも与え、いっそうの慎重 さ・用心深さを植え...

読書録「京ことば玉手箱」3 著者 加納進 絵  越水利江子 出版 ユニプラン P95より引用 “千年の長きにわたり、日本の政治・経済・ 文化の中心都市であった京都では、他のいか なる土地よりも、そこに住むものにより多く の洗練と試練をも与え、いっそうの慎重 さ・用心深さを植え付けてきたものです。”  生粋の京都人である著者による、古くから 使われ続けてきた京ことばを紹介する一冊。  各言葉の紹介から敬語などでの変化につい てまで、優しい挿絵とともに記されています。  上記の引用は、あとがきでの一文。 色んな所から色んな人が大勢集まる場所では、 自分の意見や感情を強く表現すると軋轢が生 じてしまいます。それを避けるために、穏便 な響きで曖昧な表現が発達したのではないか、 という話を何処かで読んだ気がします。 今は首都ではありませんが、世界屈指の観光 地であり続けるのは、こういう人と人の摩擦 を和らげる知恵のある場所だからかもしれま せんね。  絵柄が優しくて、言葉の響きによくあって いい雰囲気の一冊です。 ーーーーー

Posted byブクログ