これが、世界だ の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
出版が1993年なので、20年以上も前に出版された本。 情報は古いと感じるかもしれないが、今日起きているウクライナとロシアの問題など、当時の情勢を知ることができる。 本の冒頭には32ページのカラー写真が掲載されている。 ペルー、アメリカ、ロシア、クリミア、ドイツ、フランスでの写真。 例えば、ペルーの写真は特殊部隊や兵士の訓練の様子、街中で開催されている泥棒市など。 写真1つ1つにそれぞれ見たことのない世界に衝撃を受ける。 内容は、大きく分けて、次の地域の問題がそれぞれの章で取り上げられている。 国連、南北アメリカ、アジア、ヨーロッパ、ロシア及び旧ソ、中東・アフリカ 。 細かいタイトルが各3〜5ページくらいで書かれている。 例えば、「ウクライナの混迷」や「民族浄化とレイプ収容所 」 「ハマス」、「血で血を洗う黒人部族対立」など。 文中に出てくる、歴史的事件や人物の詳細は、ページしたに解説が載っている。 今の世界情勢を知っていても、ある程度歴史を知らないと、情勢を知っているとは言えない。 これは、正直学校の歴史より今を知るのに重要なことが書かれている。 世界がどういった歴史背景で、今回っているのか。 あるページにお母さんの背中にしがみつく、餓死状態の子供の写真が掲載されていた。 その写真にはこんな言葉が書かれていた。 「粉ミルクはどこにも無いのに自動小銃はどこにでもある」
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