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沙耶のいる透視図 の商品レビュー

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2013/05/03

高樹沙耶さんのデビュー作の原作らしいが未見だし、師匠に本をいただくまで気づかなかった。ヌードグラビアのカメラマンの「僕」と不感症で心を病んだ大学生沙耶の恋愛に、過去に彼女と関わりを持っていたエキセントリックでアンモラルな編集者神崎が加わった危うい関係の物語。書かれたのが80年代初...

高樹沙耶さんのデビュー作の原作らしいが未見だし、師匠に本をいただくまで気づかなかった。ヌードグラビアのカメラマンの「僕」と不感症で心を病んだ大学生沙耶の恋愛に、過去に彼女と関わりを持っていたエキセントリックでアンモラルな編集者神崎が加わった危うい関係の物語。書かれたのが80年代初頭なので、ビニ本などの風俗描写に「あーそんなのあったね~」などと思ったものだが、メインキャラ3人の心象風景とその恋愛は現代にも通じるところがある。特に母への愛を求めながら、沙耶と出会ってしまったことがきっかけで狂おしい性愛を求めて暴走し、破滅する神崎のキャラクターは強烈だった。

Posted byブクログ

2009/10/04

映画にもなりましたが、アレは色々勿体ない映画なので是非原作をご一読あれ。 伊達さんは、俗を描く事で聖を描ける作家さんだと思います。 とても俗っぽいポルノの裏産業の話なんですが、それだけじゃないないようだと思っています。 映画は配役はとてもいいのに、何故あの内容になったのか。惜しい...

映画にもなりましたが、アレは色々勿体ない映画なので是非原作をご一読あれ。 伊達さんは、俗を描く事で聖を描ける作家さんだと思います。 とても俗っぽいポルノの裏産業の話なんですが、それだけじゃないないようだと思っています。 映画は配役はとてもいいのに、何故あの内容になったのか。惜しいです。

Posted byブクログ