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農村の家族と地域社会 の商品レビュー

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2012/10/16

戦後の農村はすでに「家」や「村」という括りで語れなくなっている。その中で「家族」と「地域社会」という、新しい枠組みを提示しながら農村の社会学的研究を行い、今後農村にあるべき政策を提示した一冊。 研究としてはよくある戦後の農村社会学研究である。出てくる考察も老人扶助の問題や公的政策...

戦後の農村はすでに「家」や「村」という括りで語れなくなっている。その中で「家族」と「地域社会」という、新しい枠組みを提示しながら農村の社会学的研究を行い、今後農村にあるべき政策を提示した一冊。 研究としてはよくある戦後の農村社会学研究である。出てくる考察も老人扶助の問題や公的政策による施設の整備によって生活をよくするとか、まぁ陳腐なものである。当時は画期的なものとして読まれたのかなぁ。 戦後の高度成長期の、オリエンタリズム的な農村の見方でない兼業農家研究としては貴重なものなのかもしれない。

Posted byブクログ