お金でさぐる日本史(3) の商品レビュー
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貨幣経済の成長期の苦悩を紹介。ポイントは、紙幣の流通。江戸時代、藩札は、地域通貨として流通。維新後、国内で紙幣を流通させる為、明治政府は、藩札に似た太政官札を発行(1868)。偽札対策として、ドイツに印刷を依頼、縦型のお札、明治通宝を発行(1872)。その後、「このお金と引き換えに、銀貨○円を渡します。」と書いたお札・兌換紙幣を発行(1885)。人々はようやく、紙幣を使用するに至る。ちなみに現在は、不換紙幣である。 まとめると『貨幣とは 政府と民との 往復書簡 信用なくば 紙屑と同じ』といったところでしょうか?
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