復興亜細亜の諸問題 の商品レビュー
『クルアーンを読む カリフとキリスト』中田考・橋爪大三郎 で、紹介されていて、読む。大川周明はこれが初めて。 大川健洋の解説にある「本書を懐にして、大陸、あるいは南洋へと旅立って行った」当時の学生と同じような感銘を覚えながら読みました。 ボルシェヴィキと回教の連帯も強ち、ありえな...
『クルアーンを読む カリフとキリスト』中田考・橋爪大三郎 で、紹介されていて、読む。大川周明はこれが初めて。 大川健洋の解説にある「本書を懐にして、大陸、あるいは南洋へと旅立って行った」当時の学生と同じような感銘を覚えながら読みました。 ボルシェヴィキと回教の連帯も強ち、ありえない話なのではないか。 『クルアーンを読む カリフとキリスト』 橋爪大三郎 「真のねらいは、欧米の傀儡政権としての安定だけ。イスラームの顔をして、主権国家の真似ごとをやって、安定的に石油を輸出していれば、地位と名誉と権限を、子供の代、孫の代まで保証するよ、もし革命でも起こったらアメリカに逃げてきなさい、とかそういう話でしょ。」 って人たちが、もしいなかったら、本当の革命があったのかもしれない。
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もはや常用漢字でない漢字が多用されており、なかなか読みづらいが、出版当時のアジア情勢が良く解る。現代チベット問題の根底にはイギリスの介入があったり、ソ連、イランの友好関係がレーニン当時からあったというのは、この本により初めて知ったところである。またイスラム教論は卓抜である。
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