情報を考える の商品レビュー
著者・仲本秀四郎はバリバリの電気工学出身の工学系の人間なんだけど、システム・計算機ばかりに注意が行く議論に萎えたらしく、あえて工学的視点を抜きにして人間と情報の関わりについて議論したのがこの本。 この本は「情報学」を学びたい人にあらゆる「情報学」の視点を提供してくれる良書だと...
著者・仲本秀四郎はバリバリの電気工学出身の工学系の人間なんだけど、システム・計算機ばかりに注意が行く議論に萎えたらしく、あえて工学的視点を抜きにして人間と情報の関わりについて議論したのがこの本。 この本は「情報学」を学びたい人にあらゆる「情報学」の視点を提供してくれる良書だと思う。「情報」の語源はもちろん触れ、哲学、メディア、文化人類学、情報工学、言語情報など、「仲本は本当に工学系なのか」と思うぐらいに寄り道してくれる。「情報学って一体何なんだ!?」と狼狽する読者が容易に想像できる。 そういう「情報学」初心者向けの指針はある程度「まえがき」で示されてはいるものの、俯瞰するようなフォローがもっと欲しかったなぁという気持ちで星4つ。 (蛇足)この人は「情報学概論」という本も出してるらしい。ボクが所属する学部の概論にあたる講義名そのまんまですね。
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ごく当たり前のことを言っているのだが、文中に出てくる言葉のFIT感が高く、役立ちそうでよい。自分のビジネスワードとして使えそうで。
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