こうのとりに なった おうさま の商品レビュー
幼稚園児のころ、幼稚園経由で買ってもらった 「ひかりのくに」の絵本には、とても感謝している 裏表紙の「おうちの方へ」の解説には、原作者はウィルヘルム・ハウフ(1802~1827)とある ハウフは元は家庭教師で、子どもの勉強の合間に毎日のように即興でおはなしをつくってきかせていた...
幼稚園児のころ、幼稚園経由で買ってもらった 「ひかりのくに」の絵本には、とても感謝している 裏表紙の「おうちの方へ」の解説には、原作者はウィルヘルム・ハウフ(1802~1827)とある ハウフは元は家庭教師で、子どもの勉強の合間に毎日のように即興でおはなしをつくってきかせていたらしいが、25歳の若さで亡くなった 商人が王様に持ってきた一つの箱の中に、宝石や櫛などの見事な物と一緒に入っていた、珍しい「くろいこなの入ったこばこ」を買った王様 これをかいで呪文をとなえてこうのとりになってしまい… この絵本を寝る前に読んでもらい、とにかく絵の世界観にひき込まれたのを覚えている にぎわうバグダッドの広場、絢爛豪華な衣装、古城のあやしげな雰囲気、崩れた壁から覗いたご馳走のテーブル! 絵が絵本の世界を構築するのは当たり前のことだけれど、名作・昔話絵本だからこそ、井江栄さんの絵の素晴らしさがよくわかる
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